[BlueSky: 995] Re:994 環境社会学会


[From] 溝内 辰夫 [Date] Sun, 10 Oct 1999 20:50:38 +0900

須賀さん、みなさん
ミゾです。早速のレス、ありがとうございます。
会社ではお前の文章はわかりにくいと怒られっぱなしなので、皆さんに十分伝わったかどうか心配
です。私がこのMLに参加した動機のひとつに文章の練習という側面もありますが。

> わたしも、紹介していただいだ環境庁環境影響評価課長のお話の内容には
> 共感する部分がすくなくありません。
>
> わたしには特に、この部分が新鮮でした。
>
> > ・住民等は情報所有者として、事業者が気づかない情報を与えるのである。
>

学会に参加して皆の議論を聞いていると、環境庁の課長さんの思いが伝わっていないような気がし
ました。
(私の解釈の違いかもしれませんが)
彼は多分健康被害や世界的にオーソライズされた希少価値のある自然や生物など絶対に守るべきも
のというものが存在しており、それは様々な法などで規制されている。今の環境アセスはその大前
提の議論をしている。本来のアセスとは、この絶対的なものを越えたレベルからの評価である。だ
から、クライテリアなどなく、多様な専門家や地域の人のみが知る環境の価値を情報提供してもら
い、よりよい事業を創るのだとおっしゃっていたのだと思います。だから、基本的(法的)には事
業前提で当然である。但し、地域住民や専門家の法を越えた指摘があり、それが事業者を含めて合
意した場合、事業の断念と言う選択肢があるのだと理解しました。したがって、専門家も地域住民
同様、異なる見方を積極的に提示(情報提供)すべきであると考えます。

ではでは。


> 溝内さんが以下のようにおっしゃっている通りです。
>
> 溝内さん:
> > それとこのMLでは行政や事業者が情報を住民に公開するという前提ですが、逆
> > も考えないといけませんね。この文脈では住民は情報所有者であり、情報参加すると
> > いうことであれば、その環境を作らないと。
>
> このような話に対して、セミナーの参加者(多くは環境社会学会の方ですか?)
> からはどのような質問や意見がでていましたか? 
>



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