中澤さん,みなさん,
河野@石垣島です。
At 11:13 99.9.6 +0900, Minato Nakazawa wrote:
>DDTの場合に限って言えば,蚊の対策として,実はそれ
>ほど有効ではありませんから,判断は難しくありません。
私が住んでいる石垣島やすぐ近くの西表島は第二次世界大戦ごろまではマラリアの
汚染地帯で,第二次世界大戦中には多数のマラリアによる死者が出ています(手元に
詳しい資料を持っていませんので,正確な数値をあげなれなくて申し訳ありません)。
その後,進駐軍によってDDTが使用されマラリアが撲滅されたそうです(これも詳
しい資料が無いので,どのようにDDTが使用されたかわかりません)。
私はDDTを使用することは望ましいとは思わない立場ですが,中澤さんがDDT
が蚊の対策としては有効でないと書かれた根拠をご教示いただきたいと思います。77
4で書かれた理由は将来の方向を示すものとしては正しいと思うのですが,石垣島や
西表島のマラリアDDTによって根絶されたのが事実だとすれば,「DDTが有効で
ない」とは言い切れないと思います。
他により有効な手段があるということであれば,「DDTが有効でない」と言い切っ
ても良いかも知れません。このあたり不勉強で申し訳ありません。
At 16:43 99.9.10 +0900, Y.Kuzunuki wrote:
>今の時点だと、マラリアは、日本にいる限りあまり縁のない病気のように
>思えますが、温暖化が進むと、マラリアの宿主であるハマダラカが日本
>でも繁殖できるようになり、対岸の火事ではなくなってしまいます。
>気温の変化と伝染病気の発生域の変化についてシミュレーションした文献
>で、同じように、黄熱病、デング熱等、熱帯地方の病気が、今の温帯域に
>広がってくる可能性が示唆されていました。
このメールの前半部分で書きましたが,マラリアに限って言えば,日本にはかつて
存在していましたので,もっと緊張感を持っても良いかも知れません。
河野勝行@石垣島
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