[BlueSky: 839] 里山での木ガス発電


[From] Minato Nakazawa [Date] Thu, 09 Sep 1999 14:25:57 +0900

中澤です。こんにちは。

再び,「エコソフィア」(昭和堂)第3号からの話題ですが。
北尾邦伸さん(島根大学教授)の「里山の景観保全がムラとマチをつなぐ」に,
里山における木ガス発電というアイディアがあげられていました。これは,本当
だとすると良いアイディアと思いました。曰く,(1)木を燃やせば炭酸ガスは
排出されるが,それを木が受け止めて再び吸収し,同化・成長するから,大気中
には一定量の炭酸ガスが循環するだけである,(2)燃焼の廃熱も利用できる,
(3)小地域単位で発電することになるので,伝送ロスが少ない,(4)一定量
の木を刈ることによって里山という半人為環境も保全できる,といいことづくめ
と思われます。

さて,何か問題はないのでしょうか? 問題がないとすると,事業化されないの
はなぜなのでしょうか?

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Minato Nakazawa, Ph.D. <minato@sv3.humeco.m.u-tokyo.ac.jp>
Department of Human Ecology, Univ. Tokyo


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