[BlueSky: 838] 川口由一さんの自然農法


[From] Minato Nakazawa [Date] Thu, 09 Sep 1999 14:20:32 +0900

中澤です。こんにちは。

これまでも何回か,川口由一さんの自然農法の話が青空MLで
http://sv2.humeco.m.u-tokyo.ac.jp/bssummary.html#15
紹介されてきましたが,なんだか,「複合汚染」(※)で紹介
されていた埼玉の須賀さんの不耕耘の畑に似ているなあと思って
いました。収穫前から次の作物を植えるところとか。

たまたま「エコソフィア」(昭和堂)第3号を読んでいたら,
川口さんが書いた記事が載っていて,自然農を決意したきっかけ
が「複合汚染」を読んだことだと書かれていて,さもありなん
と思いました。「複合汚染」は,ぼくにとっても,小学生のとき
に読んで,研究者になることを決意したきっかけの本なので,
特別の思い入れがあって,なんだか嬉しくなりました。

現在,川口さんは,「赤目自然農塾」を主宰し,都会の人たちに
自然農を体験する機会を提供しているそうです。WEB上で探したら,
http://www.asahi-net.or.jp/~dl9y-mygw/sizen/akame/akame.html
に案内文がありました。他の情報も含め,自然農の情報が集まって
いて,すごいサイトです。MLもあるみたいです。
http://www.asahi-net.or.jp/~dl9y-mygw/sizen/sizen.html

自然農やコンパニオン・プランツ(人参とハコベとか,稲とコナギ
とか,一緒に生えるとどっちもうまく育つ「仲良し植物」)の話は,
当時「メカニズムがわからない」といわれていたそうですが,今も
不明のままなのでしょうか? 植物の情報伝達ってある時期ブームに
なったのでありそうな気がするんですけれど。
自然農の方も,水や雑草から養分が補充されるという話ですが,
きちんと定量した研究はないのでしょうか? ないとしたら,それは
何故なのでしょう? 
なにか情報があったら,紹介お願いします>農学・植物学関係の方

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※有吉佐和子「複合汚染」新潮文庫,税別705円,ISBN4-10-113212-7
 小学生のときに読んだのは,当然ながらハードカバーで上下2冊組
 でしたが,たぶん文庫化されているだろうと思って本屋にいって
 みたら,懐かしくてつい買ってしまいました。しかし,読んでみる
 と,内容が古くなっていないのに驚きます。

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Minato Nakazawa, Ph.D. <minato@sv3.humeco.m.u-tokyo.ac.jp>
Department of Human Ecology, Univ. Tokyo


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