中澤さん、坂田さん、みなさま。
論理的かつ誠実なご返事ありがとう。
私は、ジョークのつもりで関西の業者さんをだしたので恐縮です。
もし、この業者さんがばりばりの右翼だったら、
海岸で天皇陛下に貝の採集をしてもらうとか、
そういうあほなことかんがえてました。
そういえば水崎さんの(802)関西テイストな話もさいこーでした。
乱獲と外部性については、
コモンズ(共有地だといろんなニュアンスがあるようなのでカタカナ)
の確立、つまり(むつかしくいうと)、
1)領域や成員を特定した共同体所有の保障
2)多面的価値にかんする共同体の総意の決定
が重要だなあとかんじました。
同時に、複数の共同体のあいだの利害の調整がたいへんだなあとおもいました。
ここらへんは、社会科学の方でさんざんやられたことなのかもしれませんが。
利子率については(やっぱり)、
3)経済成長自体が減速する
4)予測不可能性やリスクを現在の価値にくみこむ
しかないんだなあとおもいました。
坂田さんの(研究者としての立場から、と解釈してしまいますが)、
倫理にたよらず利害をあきらかにして問題を解決していく姿勢は
私もすきですが、
いかんせん2の多面的価値や4のリスクについて
研究者があきらかにできることはかぎられています。
ほとんどあきらかにできないといってもいいかもしれません。
(ただし、あきらかにできたことはどんどん発表しましょう)
そういう状況では、共同体の成員どうしが、
他の客観価値におきかえずにコモンズの価値そのものをはなしあい
総意をきめる場にたよらざるをえないでしょう。
そういう場でうまれた倫理(近代的ルールから自然への畏怖まで)、
とくに長年つづいてきた
(共同体内と共同体間の淘汰をへていきのこった)倫理には
敬意をはらいたいとおもいます。
(注)この記事が最新である場合,上記「次の記事へ」はデッドリンクです。