[BlueSky: 771] 共有地の悲劇:乱獲、外部性、利子率


[From] Nagamitsu Teruyoshi [Date] Mon, 6 Sep 1999 09:14:15 +0900

共有地のみなさんへ。ながみつ@札幌です。

共有地の悲劇の概念も共有されてきたようで、
海砂問題など具体例もでてきています。

共有地の悲劇のスレッドで私が目にした話題は、
economicsとecologyの立場からつぎの3つにまとめられます。
海砂問題を例にあげて説明します。

1)乱獲(共有地の悲劇)
「この砂おまえのもんやねーやろ、ちっとぐらいとったってええやんか。
よその社にもわからへんし、おかみからクレームつけられたこともあらへん。
うちも借金かかえてくるしいんや。がんばってかせいで何がわるいんや」


2)外部性
「なに、海水浴できへんかてええやんか。
砂あそびなんて、女子供のすることや、一銭にもならへん。
なに、砂浜の生き物やて。そんなもんおまんまのたしにもならんやんか。
うちの会社、うちの業界の景気がええから、おまえらええ暮らししとんのやろ」

3)利子率
「あのな、砂とってもうけて、仲間の建築屋にいれこんだらな、
株があがりよって、1年で3倍になりよった。たいしたもんや。
ほんでな、砂浜の砂が3倍になるのに何年かかりよるんや。
おんどれこたえてみい。え、100年。
ぼけぇ、そんなんで商売やっとれるか」

とほざいている関西の業者さんをどのように説得したらいいでしょう。
(より適切な関西弁についての助言もおまちしています)



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