[BlueSky: 753] ガーデニングと環境問題


[From] Kikuhiko Mizusaki [Date] Sat, 4 Sep 1999 22:48:08 +0900

MLの皆さん、こんにちわ。
浦和市在住の水崎です。

先日、TVで北海道のトガリネズミの生態を放映していました。
トガリネズミは、日本最小のほ乳類であり、ネズミではなくモグラの仲間だそうで
す。

ところで、この湿原に住むモグラが最近、激減しています。
これは、湿原が乾燥化しているためです。
乾燥しミズゴケが生えていたところが、ササに覆われたことが直接の原因のようで
す。

さて、湿原の乾燥は何故生じたか?
農地の乾燥を促進するために排水路を掘ったこと。ただ、たまたま農地が湿原の脇に
ありました。

さらに、昨今のガーデニングブームがあげられます。湿原の土は、泥炭ですが、造園
材料のピートモスとしても知られています。
北海道では、このピートモスを露天掘りしています。単価的には、かなり安い商品で
すので当然のように掘りっぱなしです。この穴に地下水が溜まり、地下水位の低下を
引き起こしたようです。

環境教育の一環として、ガーデニング、ビオトープなどを計画する際に、こういった
材料を使用しない事を考えて欲しい物です。
ただ、環境教育の場を作るだけの計画が多い中、使用材料にまで拘りを持って欲しい
物です。




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