葛貫です。
昨日の朝日新聞の夕刊に
「米科学者グループ DDT禁止に反対 マラリア対策に必要」
という記事が載っていました。
国連環境計画が、残留性有機汚染物質の使用を禁止・制限する
条約草案を具体化する議論を6日からスイスで行うそうです。
「DDTはマラリアを媒介する蚊を駆除するのに最も安くて効き目が
あり、使用禁止になると、途上国に悲倫理的な重荷を課す。」として、
安全で、安価な殺虫剤が開発されてからの禁止を求めるグループと、
「DDTを使わなくても教育なども含めた総合的な取り組みでマラリア
対策は可能」であるとしてDDTの使用を2007年迄に完全廃止すること
を求めるグループがあるようです。
後者は、教育や総合的な取り組みに関する援助を、途上国する気が
あるのでしょうか。
DDTは、使われない方が良いに決まっている。
でも、一番必要としている地域は、貧しく、代替品を購入するのは困難。
さて、どのような、決議が下されるでしょうか。
Y.Kuzunuki <kuzuny@geocities.co.jp>
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