[BlueSky: 732] Re:632 昆虫標本のこと


[From] kitapp@elf.coara.or.jp (Katsumi) [Date] Fri, 3 Sep 1999 11:17:40 +0900

At 10:02 AM 99.8.27, Nagamitsu Teruyoshi wrote:
> これまで、1万個体以上の昆虫に針をさしてきたながみつ@札幌です。
>
> 私は、「このような虐待行為をする精神をうたがう」
> という非難は粛々とうけます。
> でも、そんな非難にちっともどうじませんし、
> これからも標本作製・管理はつづけます。
> なぜなら、私は、昆虫標本の学術的必要性を理解し、
> 標本管理・分類同定のさまざまな技巧に誇りをもっているからです。
> (ここらへんはほかの方がくわしくのべられたのでくりかえしません)

こんにちわ,喜多と申します。先日,このメールを全て消去し,読みもせず,私が「
勝手に発言を控える」と言う文章をReメールした事,誠に失礼な事,お許し下さい。
9月2日,その発言控え後,私は726と727をメールし,その際,それまでのメールを
全て読み,又,消去失礼したこともあり,内容的に立派(ちょっと言葉が浮かびませ
んので)なお答えを頂き,是非,再度,Reメールする次第です。

私のメールに「精神を疑う」と書きましたので,非難と受け取られた文面になった事
は仕方がない事と思いますが,どうか標本作製,管理を誇りを持ってしていただきた
いと思います。
>
> 「昆虫よりも飯がすき」な人に、
> 「イネの赤ん坊の衣をはぎ肌をけずって高温高圧で死滅させ、たべる、
> そんな残酷なことよくできますね」
> と米食文化をもたない人が非難することも可能です。
> こういう非難は、日頃うたがいもなくおこなっていることを
> ちがう視点からみなおすいいきっかけになります。
> だからといって、米食をやめなければいけないわけではありません。
> (そのくらいいわれただけでやめられるカルいヤワな文化じゃないでしょう)
> 「そういう見方をする人とどのように理解しあえばいいか」
> をがんかえることがもとめられているわけです。

これは,全くその通りだと思います。ただ,私は「昆虫採集」や「昆虫が飯より好き
な人」を,非難した積もりもありませんし,私も飯位ではないですが,「昆虫達も好
き」な人間です。
>
> 針に刺されていることが気になって
> せっかくの貴重な標本をみれない人がいるかもしれません。
> ケージにかわれていてかわいそうとおもってしまって、
> チョウの行動を観察できない人もいるでしょう。
> あるいは、たんに気持ちわるいといって
> 幼虫の生態をみようとしない人もいっぱいいます。
> そういう人にも昆虫を理解してもらえる
> 「見せ方」をかんがえていきたいとおもいます。

私の言いたい事も全く同じで,大体726,727のメールでお答えしておりますので,重
複は避けますが,
「見せ方」「標本の方法」には,今が最善であれ,もっともっと改善されても良いの
ではと思っただけです。

今回,私も少し「裏付け」しようといろいろ調べ,非常に「昆虫」など「虫」につい
てのアイデアが浮かび「昆虫が飯より好き」になってしまいそうなのですが,私は,
他の「創造」(まあ,社会に何の役にも立たないアート等)を考える方が「飯より好
き」ですので,アイデアソース位に留めておきたいと思っております。

所で,私は次の疑問を持っています。
それは,私は大阪の住吉神社の西に住んでいましたので,小さい頃,夏になると神社
の神舞の行われる,誰もいない石舞台の上で,仰向けに空を見,周囲からじゃんじゃ
ん蝉の声を聞いていると
「静かさや 岩にしみ入る 蝉の音(声かな)」で,無常の幸福感を味わっていたの
ですが,どうも蝉の声を「静か」と捉えられるのは日本人か,東洋人で,西欧では,
唯の「騒音」「雑音」としか捉えないと聞きました。又,芭蕉(多分)の句で「古池
や 蛙(かわず)飛び込む 水の音」でしたか,これが,ずっと蛙が1匹飛び込む,
その侘び寂び(わびさび)が最高と思っていましたら,確かラフカディオ・ハーンの
英語訳に,蛙の前に「the」がついており,従って西欧俳句人達は「蛙が複数飛び,
その騒がしさ」が最高だとか,Nagamitsuさんはどう思われるでしょうか?

生物学には関係ないでしょうか?  喜多かつみ

kita katsumi kitapp@elf.coara.or.jp
「創造学級KITA ORIGINA」「誰も聞いた事のないコスモムジカ」
URL http://www3.coara.or.jp/~kitapp  
「創造空間」&「蔵書」&「奇蹟」&「古葉書」「切手」(7,DEC,1998更新)





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