[BlueSky: 727] Re:724 勝手,お約束のアイデア


[From] kitapp@elf.coara.or.jp (Katsumi) [Date] Thu, 2 Sep 1999 23:21:03 +0900

At 6:17 PM 99.9.2, Minato Nakazawa wrote:
> 中澤@東京大学人類生態です。
>
> (件名:[BlueSky: 714] 勝手,お約束のアイデアに於て)
> Thu, 2 Sep 1999 07:24:51 +0900頃,Katsumiさん:
> > 1,昆虫の義手,義足を製作
> > 2,バーチャル・リアリティー(仮想現実)
> 形態分類・教育目的なら,いいアイディアだと思います。
> しかし,限界があるのも確かです。その限界を弁えた上で
> 使うなら素晴らしいと思います。

こんにちわ,喜多です。専門家から,例えお世辞でも「いいアイデア」なんて言われ
ると,嬉しくなります。所で,中沢さん,マンモスは再生(この言葉で良いのか)さ
れるでしょうか。それから,私の大阪の兄の家の庭に「半分,石(化石)になった大
きな貝」があったのですが,別に珍しい物ではないでしょうか(兄はもう捨てたかも
知れず,まだ,あるのかどうか判らないのですが)
しかし,昆虫は今回,予想以上に「創造」を,かきたててくれました。
>
> 作り物の場合,極限まで細かく見ると,細胞構造でなくて
> 均質な人工物になってしまい,そこには驚きがありません。

あ,私はDNA(遺伝子螺旋構造)も2005年辺りで,更にその一つの極小の中に,
新しいDNAが発見される様に思うのですが,それは「驚き」のない世界でしょうか。
それとも,中沢さんは,今のDNAが究極だと思われますのでしょうか,(それはヒ,
ミ,ツ,教えられない事でしょうか)
> 科学の心を養う上で制約になるかと思います。機械に3次元
> トレースさせて作っても,鋳型の中は本物の複雑さには遠く
> 及びません。仮想現実の場合,さらにプログラマの脳という
> フィルタを通った知識になりますから,自然から学ぶことに
> なりません。

私は高校は,機械科卒業でトレースも,機械も嫌いでしたが,「鋳型造り(土で造る
)」や「木型造り(こけしばかり造っていた)」は面白かった。鋳型は限界はあると
思うのですが,そうか,フィルタを通った知識は自然には適わないかなあ。1ミクロ
ンの生物を100メートル位の巨大模型にしても,自然以上にはならないですか。自
然から学ぶことにならないとは,「自然以上を造る」事とは別次元ですか。
>
> 解剖学者の養老孟司さんが,解剖学の講義で,本物の人体
> 標本の価値を説明するときに,顕微鏡でみたときの驚きを
> あげていました。もちろん,プラスティック製の人体模型
> も,マクロな構造の理解には役に立ちます(その意味で,
> 精密な昆虫模型や仮想現実も役に立ちます)が,それとは
> 別に本物も必要なのです。本物なしに自然の理解に迫ろう
> という教育をするのは傲慢(自然に対して)ではありませんか?

私のアイデアや,「標本」の事についての疑問は,単に「本物を使わなくても良い時
代が来たのでは」
と言う「問いかけ」だけです。私は「教育する」事には,これも疑問を持っていまし
て「教育でない教育造り」が出来ないかなんて夢想しています。
>
> 人体標本ではプラスティネーションといって,特殊な樹脂を
> 注入して触れるようにしたものが最近開発されています。
> これまで液浸以外では不可能だった内臓の標本ができたので
> 画期的だったそうです。
> 昆虫はキチン質(でいいんでしたっけ?)があるので,
> プラスティネーションは難しいかもしれませんが,ああいう
> 感じで,触っても大丈夫な加工ができるなら,それに越した
> ことはないですね。

プラステネーション,キチン質(どちらも何となく判るのですが),是非,自分で調
べようと思います。アート指向の人間には「特殊な樹脂」は非常に魅力ある言葉です。
>
> #余談ですが,養老さんも子どもの頃は昆虫少年だったそうです。

確か,この間,将棋の名人,あ,ど忘れ,羽生かな,対談されていたと。
養老さん,凄い,いつかどこかの国で傘を反対にしたようなのに,虫を集めておられ
た姿を思い出しました。生養老の講義を聞かれているのですか,良いなあ。

あ,全く話は変わりますが,私,明治43年ー45年頃,九州帝国大学(出来て間近
)の助教授(調べて判った)をされていた阪上虎弥太(こやた,かな,凄いカッコの
良い名前でしょう,)さんと言う方の事を調べています。(半分,その目的で大阪か
ら九州に来ました),昭和8年,大阪で皮膚科かを開業している所まで判ったのですが。

又,いろいろ教えて下さい。  喜多かつみ

kita katsumi kitapp@elf.coara.or.jp
「創造学級KITA ORIGINA」「誰も聞いた事のないコスモムジカ」
URL http://www3.coara.or.jp/~kitapp  
「創造空間」&「蔵書」&「奇蹟」&「古葉書」「切手」(7,DEC,1998更新)





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