[BlueSky: 689] Re:586 集団生物とことば


[From] suka@nacri.pref.nagano.jp (SUKA, Takeshi) [Date] Tue, 31 Aug 1999 19:25:33 +0900

ゲンゴロウさん みなさん
              須賀です。
ゲンさんからのメールに返事をするのをわすれていました。
ごめんなさい。わたしの主張の一番大事な点について、よく理解して
くださったと感謝しています。しかしわたしがちょっと舌足らずだった
点もあるので、この点についてだけ補足しておきます。

> > 源さん(413):
> > > 人間の共同作業は脳の相互同化能力の結果だと思ってしまいます。
> > > 脳について、もう少し、妄想を。
> > > スタジアムに集められた大群衆の脳は、拡声器によって、一つの脳の
> > > 意思を一気に情報伝達できるという、他の記憶媒体にはない能力も
> > > あるなあと思います。(プロパガンダや集団催眠のしくみ)

> 須賀(560):
> > この危険性が潜在的にはつねにあることを意識しつつ、わたしが希望
> > を賭けてみたいと思うことのひとつは、ことばの世界ではほとんど無
> > 限の組み合わせが可能だ、ということです。

> 源さん(586):
> 多様性をどうするかということではなく、
> 多様性は「存在」するという、
> 多様性を生む「可能性とか、組み合わせ」は、ある、のだから、
> 否定することができない存在「ある」を認めないといけない
> ということでしょうか。。

そうです。わたしがあのメールで一番いいたかったことはそのこと
でした。しかし、わたしはそれにつけくわえて、そのことに個人的
に「希望」も賭けてみたい、と言ったのでした。それは、そのこと
が、いろいろな状況に(わたしをふくむ多くのひとびとが)個人と
して参入する手段もあたえてくれている、と思うからです。つまり、
何だか変だよ、と思ったときに、そのことを(場合によってはいろ
いろ工夫して)口にだしていう自由はつねにわたしたちの手の中に
現にある(そう考えてもいいんじゃないか)、と言ってみたかった
のです。

でもこれは、わたしの主観です。だれもがそう思うかどうかはわか
りません。けれども、少しでも多くのひとにそう思ってもらいたい、
とわたしは個人的に願っています。

それではまた。

Takeshi SUKA
Nagano Nature Conservation Research Institute (NACRI)
E-mail: suka@nacri.pref.nagano.jp



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