[BlueSky: 686] Re:678 :目から鱗的発見!:共有地の悲劇しょのよん


[From] "Kaz. Yokoyama" [Date] Tue, 31 Aug 1999 18:43:20 +0900

広木さん,MLの皆さん

いつも早とちりの和尚でした。
早速でしかも丁寧な反応を感謝します。

>全くなされておりません。私は「異端」かも(^^;

そうでしたか,「異端」と聞くだけでグッと親近感が湧いてきます(^.^)。

>オペレーション・リサーチの考えからこの結論は簡単に導きだせると思うのですが。
>社会学/経済学では、このような考えは当たり前なのでは、と思っていましたが、ど
>うなのでしょう。どなたか御存知ではありませんか?それともタブー?
(中略)
>そのような価値はあると思いますが、「人間にとって」は「単なる資源」ですよね。

なるほど(素朴ですね^。^)でも仰りたいことは分かりました。

>「メタポピュレーション」あるいは「複数レベル淘汰」の考えに立てば、「ある事象」
>にたいして「賢明」な集団が「局所的」に成立する可能性はあると思います。ただし、
>「総ての事象」にたいして「賢明」である保証はないのでは。

と言うことは,どうしても悲劇的荒廃を避ける必要があり,分割不能な共有財の場合は,
局所的な賢明さに惑わされず,総じて「規制」する必要が有ると言う結論になりますね。
「共有地の悲劇」は,規制強化の根拠として使えそうです。

>「無条件の友愛」を求める志の高い人には、耳障りな吹聴かなぁ、と思ったのです。

そうかも知れませんが,その一方,抜け目ない役人には福音でしょうね。

Kazunari Yokoyama, Ph.D.
Soil Microbial Ecology Lab.
National Institute of Agro-Environmental Sciences, Japan
Phone:+81-298-38-8300
Fax:+81-298-38-8199


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