[BlueSky: 676] Re:667 :共有地の悲劇そのに


[From] HIROKI Masato [Date] Tue, 31 Aug 1999 11:30:47 +0000

小宮さま、みなさま

> ここで、この例は、いったいどういうことを説明されているの
> でしょうか。「公共料金に関わるものを維持するのは税金」と
> いうのが、「各個人が自分の思うままに行動したら、財政破綻
> がやってきます」に、どう繋がっているのでしょうか。

資源を好きな時に好きなだけ使う。そのためには社会資本投資が大量に必要である。
その投資をする原資は税金である。という「かぜがふけばなんとやら」的屁理屈です。

> また、ここで言われている「自制をする人」とは、この例では
> どのような人のことを指されているのでしょうか(公共の資源を
> あまり使わない人、という意味でしょうか)?

その通りです。節約をすれば将来利用可能な資源が増えます。すなわち、未来に投資
をしていることになります。未来への投資には、「現在その資源を使って得られる利
益×利息」と、「将来得られる利益」のどちらが大きいか、が問題になります。悲し
いかな、たいていの場合は前者の方が大きいでしょう。

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広木眞達(HIROKI, Masato)
国際基督教大学生物学教室加藤研究室
〒181-8585 三鷹市大沢3-10-2
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email address:hiroki@icu.ac.jp.
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