荻野さん,みなさん:
中澤です。コメントありがとうございます>荻野さん
> 「地道に活動を続ける」ということについてですが、
> なんと言いますか、もう議論をしている場合ではないのじゃないかと、
> 昨年の「石油高騰」→「金融危機」で、思ったのは私だけでしょうか。
そのお気持ちもよくわかります。
無力感がかなりあります。
正確な情報の周知とそれに基いたコミュニケーションを経て意思決定
ということになってほしいのに,
* 強行採決・ごり押しで意思決定されてしまう
* それ以前に,忙しい人が多すぎて十分なコミュニケーションもとれない
* さらにそれ以前に,正確な情報すら十分に知られていない
* 何が信頼できるかわからない
と問題解決の端緒すらみえない場合が多いように思います。
自分の専門に近ければ,断片的な情報からでも絵は描けるんですが,
エネルギー問題と温暖化問題は判断が難しいです。
> 最近の動向はどうなっているのかと、ちょっと漁ってみたところ、
> -----------------------------------------------
> " 世界の石油生産は、2008年 7月、日量 7,482万バレルでピークに達し、今やそれは
> 7,100万バレルに落ち込んでいる。石油生産は、non-OPEC が減少する間、OPEC の生産が増大することで、2010年 12月までゆっくりと減少すると見込まれている。
>
> 2010年以降、non-OPEC の減少を、OPEC の生産が補完することができなくなり、生産減少は、年率 3.4% という結果になる ‥‥。"
> ------------------------------------------------
> ↓なぞという話が。。既にピークアウトしていて
> 本格的に減り始めるまで・・あと一年半ないみたいですけども・・
> http://ameblo.jp/tetsuyuu/entry-10264314328.html
>
> ↓で、その元ネタがこちら
> http://www.theoildrum.com/node/5395#more
> 何やら、恐ろしげなグラフがいっぱい並んでます。
> その信憑性やいかに??
うーん。
ここからリンクを辿って国際機関International Energy Agencyのサイトにあった日本語資料
http://www.worldenergyoutlook.org/docs/weo2008/WEO2008_es_japanese.pdf
を見たら,いくつか将来のトレンドとして明らかなことがあって,
* 中国,インド,中東など非OECD諸国がエネルギー市場やCO2排出でしめる割合の増大
* 国有石油会社の支配力の高まり
* 低炭素エネルギーの台頭
* 石油が安価であった時代の終焉
だけれども,その他の状況は政策次第で変わりうると書かれていました。
しかしこれも正確な情報がどうなっているのかがよくわからない問題ですね。
> 私としては、だから「海流発電+深海水汲み上げプランクトン養殖」
> しかないじゃないかと思うのですが、この前のNHKの何かの番組で
> 「温暖化対策のために洋上風力発電」とかなんとか・・ズッコケましたが。
温暖化対策は脱炭素のための方便かもしれません。
それが上策なのかどうかは別として。
> こちらの「6674」「6730」で、展開した「海流発電」アイデアについては
> その後、国会議員やら、県庁やら、ジャーナリスト?やら、近所の人から、
> この前は町長にまで訴えてみましたが、今のところ何ら意味のある反応なし。
> こちらで訴えてもどうにもなっていないのだから、そもそもピンとこない人
> にはなおさらでしょうか。
http://www.bluesky-ml.org/archives/6674.html
(6730はまだhtml化していなくてすみません)ですね。
WEO2008によると石油でも生産確保のためにはかなりの資本投下が必要だという
ことなので,(いまだにちゃんとフォローできていないので,どれくらい
実用化の見込みがあるのかわかっていないのですが)海流発電に暫く投資して
みてもいいのかもしれないとは思います。
尻切れトンボですが,取り急ぎ。
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