[BlueSky:06549] Re: ハテナ


[From] "Yamaguchi" [Date] Sat, 15 Oct 2005 15:30:14 +0900

> 地衣類、ある種のクラゲ、サンゴ、etc.・・・・多細胞レベルの共生と
> いうのは、宿主の細胞中には取り込まれていないのですよね?

シャコガイ、クラゲやサンゴの共生藻は細胞内共生だったはずで、
卵が共生藻を持っていない場合、共生関係の始まりは、まだ詳細が
わかっていませんが、基本的にホストに食べられることからですね。

砂浜の砂粒の間隙には多種多様な微細藻類が見られますが、
これまでほとんど研究されて来ませんでした。

シャコガイ、クラゲやサンゴの共生藻である褐虫藻はホストから
離れて自由生活することができますが、その実態は不明です。
野外でわずかに見つかっているのは、海底の砂の中だったと
記憶しています。

山口正士
琉球大学理学部海洋自然科学科





▲前の記事へ ▼次の記事へ △記事索引へ △青空MLトップへ

(注)この記事が最新である場合,上記「次の記事へ」はデッドリンクです。