[BlueSky:06536] Re: 環境教育 と認知的柔軟 性理論


[From] "Y.Kuzunuki" [Date] Fri, 30 Sep 2005 18:22:34 +0900

和尚さん、こんにちは、葛貫です。

> 「5分でわかる学習理論講座」と言うのがあり、第1回
> めが、『複雑で相互依存的な問題について、深い理解を達成する教材を作るに
> は?〜「認知的柔軟性理論」』でした。URLは以下、
> http://www.beatiii.jp/beating/012.html

5分で読めはするけれど、5分じゃ、理解できなかったです(^^;。
今、第4回までアップされていたのですが、続きを読んで、どういう
お話なのか、何となく見えてきたという感じです。

> 「知識のネットワーク状の相互関係」や「変化可能な関係性」を心底理解するた
> めに不可欠な「実体験」や「体験知」を如何にに多くの人々と共有するか、相矛
> 盾するかも知れませんが、体験知の共有に、この場の様なネットワークシステム
> がどの様に貢献できるかを考えていきたいです。

恩田陸の「蒲公英草紙―常野物語 」とうい小説を読みました。
その中に、人々の記憶(その人であったこと)を自分の中に取り込
む(しまう)ことができ、それを周囲の人たちの入り組んだ思いを
ほぐし問題の根の部分に気付かせるような「響く」形でみせること
ができる「常野一族」というのがでてきました。
常野というのは、常に在野にあり、権力を持たず、また権力に仕え
ることもなく、けっして群れずに、その地に溶けこんで生きる一族
という設定になっていました。

> 昨今、複雑な問題を単純化したイメージで捉えることが流行っており、上の事と
> は全く逆のことをしているようです。これは元々商業メディアや広告と言った
> 業界が複雑な世論を一方向に強引に誘導していくために開発され発展してきた
> 技術であり、現在の世相はそれにドップリと浸かり、受け入れてしまった様相を
> 呈していますね。

商業メディアや広告業界というと「響かせる」プロですね(^^;。

ブログ、ML、掲示板・・・ネット空間は「しまう」場を提供してくれる。
「実体験」や「体験知」を、等身大の強度(?)で響かせ、共有し
ていければいいのですが。




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