葛貫さん、皆さん久しぶりです。
年間363日、一日18時間勤務体制もようやく出口が見えてきて、皆さんの
お話に口を挟むこともできるようになりました。
という事で、忘れたことの一言ですが、コメントさせていただきます。
> 「卵にせっけん液 ふ化抑制 深刻カワウ被害、滋賀県が対策」
> http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050303-00000003-kyt-l25
生まれたカワウが真っ白だったりして(笑)
> 実験の写真にあるように、至近距離から卵に石けん液をかけたのと
> 同程度の効果をあげるためには、ラジコンヘリで単位面積当り、
> どれだけの量をまくことになるのでしょう(^^;?
ラジコンヘリの爆音でそもそも抱卵放棄しちゃうんじゃないかな・・・
そうして分散してあちこちにカワウのコロニーが出来る?
> 他の生物の繁殖への影響も懸念されますが、それどころではない!!
> という感じなのでしょうか。
それどころじゃないって、どれどころなんでしょうか?
糞公害のことですか?
> どの程度、効果があったか、事後報告がなされることと思いますが、
> 他に妙案はないのかな。
前に書いたような気がしますが、環境中の化学物質の影響は決して一種類毎
には効きません。知的基盤研究の化学物質の安全性に参加していたとき思い
知りましたが、現在合成された人工化合物2000万種、既に環境に放出されて
しまった人工化合物20万種です。その組み合わせたるや、2の20万乗です。
こんな莫大な可能性を改めて見積もることなど不可能です。そこでの結論は
せめて界面活性剤(所謂洗剤)との共存環境で安全性を評価しなければ、
どんな安全性論議も全く絵に描いた餅だと言うことです。その様な状況下で
環境中に積極的に洗剤を撒き散らすと言う感覚に総毛立つものを感じます。
今まで安全と言われてきた物質も洗剤共存下では猛毒になる「可能性」もある
ことを覚えておく必要があるでしょう。界面活性剤が物質の細胞浸透力を
大きく変えますからね。
では
和尚
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