[BlueSky:06385] Re: 考える方法 Re: 06373


[From] "NAMBO, Shinji" [Date] Wed, 26 Jan 2005 11:40:59 +0900

みなさん、初めまして、こんにちは。はじめて投稿させて頂きます。南坊と申します。



> わたしが出くわしたものでは、開発援助のプロジェクトを考え、
> 進行管理する手法として、プロジェクト・サイクル・マネージメント
> というものがあります。
> http://www.fasid.or.jp/kenshu/pcm/
> ドイツで開発されたプロジェクト立案手法に、財団法人 国際開発
> 高等教育機構が改良を加えたものだそうです。開発援助の現場で、
> さまざまな問題、要求、原因、制限要因などがあるなかで、効果
> のあるプロジェクトを立案し、首尾よく運営していくための方法
> だと思います。わたしは、以前環境省の研修所で国際環境協力に
> ついての研修をうけたときに、この手法の概要を習いました。
>

ドイツで確かに開発はされましたが、その根底にあるのはアメリカの
米国国際開発庁で開発されたログフレームというものです。
そしてそのログフレームは米国国際開発庁が日本人コンサルタント
に委託して開発されたもので、その源流は実は日本の工業経営で利用されていた
管理手法にあると聞きました。
その源流をさらにたどると、もしかしたらというか、恐らく10中8、9、アメリカの管理手法にあるのかもしれません、、、。

尚、米国国際開発庁ではそのログフレーム導入により、関係者の発想がそのロジックに固執されてしまう弊害が
出たということで、90年代初期には利用されなくなったと聞きました。
確かにログフレームはKJ法と異なり、直線的に考えるので、ノンリニアな考え方は捨象されてしまう傾向があり、現実はそんなリニアに物事は進むとは限らないと思うことがあります。

> 、それぞれの
> 手法そのもののもつ限界や盲点になりやすいところもあるでしょう
> から、そのあたりも批判的に検討しながら、改良されていくことが
> のぞましいのでしょうね。
>
おっしゃるとおりだと思います。



▲前の記事へ ▼次の記事へ △記事索引へ △青空MLトップへ

(注)この記事が最新である場合,上記「次の記事へ」はデッドリンクです。