> 休耕田でタウナギを養殖する、というのはありかも。
>
> スナヤツメは1年に数回見かけます。こいつもレッドリストに入
> っているので、食ってしまったら罰金です。増やせばいいのかな。
減ったら人為的に増やそうという思想が根強いのですが、
基本的には、まずなぜ減ったのかを考えるべきですね。
タウナギは地元では伝統的な薬だったはずで、食用として利用
するとしたら希少生物保護との行政上の矛盾が生じますね。
水産生物の資源保護、管理といわゆる「生物多様性」関係
の希少生物(となってしまったもの)の関係が複雑怪奇です。
それに加えて移入生物が加わってしまうから交通整理が
難しくなっています。そもそも、なぜ特定の(減ってしまったり、
帰化してしまった)生物を保護したり、駆除したりするのかを
考えると、人間側の恣意的な理由が裏に必ずあります。
天然記念物のオカヤドカリが釣りえさとして釣具店で売られて
いるのが沖縄の現実です。行政がやってしまったチョンボを
なかなか修正できないのは、たいていの場合、全国一律と
いう原理主義的な呪縛に自らがとらわれているからです。
特定外来種の指定問題ではチョンボの山盛りが出来そうです。
山口正士
903-0213 沖縄県中頭郡西原町千原1
琉球大学理学部海洋自然科学科
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