葛貫です。
> 明日(1/21)のプリオン専門調査会の議事としてあがっているのに、このよ
> うな記事、発表してしまっていいものなのでしょうか。
> 「沖谷座長も容認する方向」であれば、ほぼ決定ということになる
> のでしょうか。
まだ昨日の議事録は食品安全委員会のプリオン専門調査会のサイト
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/index.html
にアップされていないのですが、
「BSE対策見直しで議論 若い牛の検査除外が焦点」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050121-00000027-kyodo-soci
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全頭検査から生後20カ月以下の牛を除外することなど、牛海綿状
脳症(BSE)対策の見直しを討議する食品安全委員会プリオン専
門調査会(座長・吉川泰弘東京大教授)が21日開かれ、見直しを
妥当とする答申案原案を基に議論した。
・・・中略・・・
しかし、委員からは「プリオンの量と感染力の強さが比例しない可
能性もある。書き方は慎重にすべきだ」「数値を仮定した根拠が不
明確」などの発言が相次いだため、今回は説明を詳しくするなどし
た修正案が示された。
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ということになったようです。
プリオン専門調査会のメンバー、議事録、資料がネットで公開され
ていました(翻訳さえ苦にならなければ、世界中の専門家が、どこ
の誰が何を言っているか見ることができる)。
クリアしなければならない点が具体的にあげられ、それぞれに対し
て納得がいく答えが得られていない現時点では、異常な外圧でもか
からない限り、夏までに再開ということは、まずないだろうことは、
予想できそうな気がするのですが。
記者はこの議事録を、ちゃんとチェックしているのかな。
輸入再開を待つ人たちに、甘い期待をいだかせる根拠の薄い情報を
流し、結果として失望を味あわせるような記事は、質がわるいな、
と思います。
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