[BlueSky:06293] Re: :06290 共生的価値創出


[From] "Y. Kuzunuki" [Date] Mon, 20 Dec 2004 16:18:06 +0900

和尚さん、こんにちは、葛貫です。
面白いシンポジウムを紹介して下さり、ありがとうございました。

> たぶん東大が野放しにしているのではないと思いますよ。彼らが勝手に集って
> いるのでしょう。囲おうとしたとたんに雲散霧消するでしょうね。私もそうですが。

そう言われれば、その通り!という感じの方々でした(^^;。
行く前は、すごい肩書きの方ばかりでしたので、一般主婦が行くの、
気が引け躊躇っていたのですが、途中からそんなこと、ふっ飛んで
しまうほど、お話に引き込まれてしまいました。なぁんて、言いな
がら、午後、一部、記憶が抜け落ちたりしているのですが(^^;。

活動の中心にいらっしゃる方は、きっと台風の目のような静けさを
保っている、理論の鎧を纏った方なんだろうと思っていたのですが、
実際、お話をうかがってみたら、渦の中心で目が回りそうですと、
さらっと仰しゃる、とてもチャーミングな方でした。

鋭敏なアンテナは持っていても理論武装しない、というか、「科学
者になるには自然を恋人としなければならない。自然はやはりその
恋人にのみ真心を打ち明けるものである。」と寺田寅彦は書いてい
ましたが、この方は、そこで暮らす人々も含め黄土高原に恋しちゃ
ったのだろうなと思ったりしました。それがまた、いろいろな方々
を引き付けるパワーの源になっているのだろうな、とも思いました。

砂漠化という問題を抱えている黄土高原とは条件が違うのですが、
以前、阿部さんが紹介して下さった「押し寄せる近代化と開発の波
の中でヒマラヤの辺境はどこへ向かうのか ラダックに学ぶ環境と
地域社会の未来」と帯に書いてある「ラダック 懐かしい未来」と
いう本を棚から引っ張り出し、読み直しているところです。
関連サイト:http://www.adf.jp/~af/
 阿部さん、お元気ですか(^^)/~

> 「其の地域の人間に限った場合最も小さいのは胎児だ」といってみましたね。
> どきっとしました。

はい。
行政機関に何とかしておくれというのではなく、御自身で汚水処理
システムを開発してしまわれた竹田津さんは、すごいなと思います。
澱粉の汚水処理で、曝気装置を底に設置するのではなく、適当な深
さのところに吊っておくという発想、見事だな、と思いました。
あと、お尻を叩くという感じではなく、どうせ手抜きするんだから、
それでも機能する装置を、という現実を熟知した上での設計にも、
はっとさせられました。

1週間の予定が、10か月も滞在してしまったというFさんをはじめ、
和尚さんを通して、お会いした方々には、心や頭に膝カックンを食
らわされることが多く、以前より、心も頭も少し柔らかくなってき
たように思われます。来年も宜しくお願いします。

北海道はもう根雪ですか?
お元気で、良い年をお迎え下さい。


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