[BlueSky:06289] Re: 06287 外来種問題


[From] "shisuan" [Date] Mon, 20 Dec 2004 15:11:55 +0900

こんにちは、shisuan@遠州です。

> こんにちは、葛貫です。
>
> 明日は、冬至ですね。
> 今年は、庭にあるユズの木が豊作だったので、明日の柚湯にと、
> ご近所にお裾分けしてきたところです。
> ちょっと、気になって調べたら、ユズも外来種なんですね。
> 中国長江上流が起源で、奈良〜飛鳥期に日本に渡来したそうです。
> 「繁殖は種蒔きか接ぎ木」とあったので、人の意図と関係なく種子
> が散って分布が拡がることもあるのでしょうか。

確かに種子をまけばよく発芽しますね。
でも山中に自生状態で生えているのは見たことがありません。
果皮が厚く、熟したものも崩れることがほとんどないようですから、散布しにくいの
ではないでしょうか。
それに鳥たちがつつくのも見たことがありません。

> 外来種も、やってきて千年も経つと、すっかり文化に溶け込んでし
> まうんですね。
> 冬至に柚湯に入るというのは、日本独自の風習なのでしょうか?
> 誰が思い付いたんだろう。

ユズは室町時代以前にはめずらしい存在だったようですね。
『本草綱目』が入ってきてからあらためて注目され、広く栽培されるようになったそ
うです。
その所為か、元禄時代になると、初夏には古来からの菖蒲湯、冬には柚湯に入ってい
たそうです。
いつ始まったのか、正確な記録は見つかっていないようですね。

> そういうものたちは、例えば人が滅んじゃって、手をかけられなく
> なると、原種に近いものへと形質が拡散していったり、もともとそ
> の土地にいる生物との競争に勝てず、いずれ消えていくということ
> もあるのでしょうか。

人里がなくなれば地球の生物相はドラスティックに変わることでしょう。

> [BlueSky: 4595]あたりで、休耕田を利用した上海ガニ養殖を話題
> にしたことがありましたが、上海ガニの近縁の在来種モズクガニの
> 養殖という選択肢は浮んでこなかったのでしょうか。
> 両者の味は大分違うんですか?
> 「上海ガニ」というブランド(?)が大事なのでしょうか。

そうかもしれませんね。
清流とまではいかなくても、きれいな流れが必要なモズクガニだと養殖はハイコスト
になるのかな。




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