[BlueSky:06141] Re: 06139 スポーツとゲーム


[From] "Y.kuzunuki" [Date] Sun, 26 Sep 2004 13:11:29 +0900

こんにちは、葛貫です。

driad さんwrote:
> どちらかというと毛利衛とReinhold Niebuhrの相似とか
> 憲法第二十六条がひ弱でホームレスがたくましいとかで
> 一席ぶっていただけるほうが希望ですが…

そうですか(^^;。

************
第二十六条
すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、
ひとしく教育を受ける権利を有する。

すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に
普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。
************

葛貫:
> ノウハウ、スキルが言語化され、訓練によって模倣することができ
> るようになったら希少価値がなくなってくる。ビジネスチャンスが
> あるとしたら、希少価値があるうちに、言語化し、模倣できるよう
> にサポートする場を経営するというあたりでしょうか。

今、教育の場、(特にいわゆるエリート養成を謳っている場)は、
糸井‐堺 対談( http://www.tbs.co.jp/radio/tea/ ) で語られていた、
「ミスして、噛みつかれて、傷ついても、ゴールする」という獣感
覚を、「ミスしたり、ロスしたりしないで、うまくゴールさせる」
ように(ぎりぎりの線で)抑えた方法を言語化、ゲーム化して、模
倣する訓練の場であるように思えました。

最前線にいる人は、「ミスして、噛みつかれて、傷ついても、ゴー
ルする」と、「ミスしたり、ロスしたりしないで、うまくゴールさ
せる」のせめぎ合いの中でうごめいているのでしょうね。

外からの刺激を受けとる力はどのように養われてくるのか、同じ刺
激を受け続けてきた場合、脳細胞の樹上突起がつくり出す網のかた
ち、受けた刺激が伝わる経路、外界にその反応が現れる経路に個人
差は生じるのか。
神経伝達物物質(アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミン、
セロトニン、β-エンドルフィン等々)の出やすさ、レセプターの
感度は、どこまで自身でコントロールできるのか。
等々・・・、

持って生まれた遺伝子が大きく関与しそうなこと、外界から受ける
刺激・訓練の影響が大きく関与しそうなこと、いろいろですね。


神経伝達物質の「薬」としての摂取、小宮さんが [BlueSky:06122]
で書かれていたような「ノーベル・バンク」のような、ある条件で
選別された精子の売買、実際、上手くいくかどうかはわからないけ
れど、カタログ・チャイルド、デザイナー・チャイルドとかいう商
品の売買、思い付く限りのことを、してみるんでしょうね。


自らゴールを設定して、あるいは、誰かが設定したゴールに向かって、
最前線にいてスリルを味わうか。糸井‐堺 対談にあった
『(サッカーを)素人がやると、ボールがまず見えなくなる。
皆、今度、ボールが見えるようになったら、そればっかり追っかけ
ていく。で、本当は、ゴールなんですよね。』
というゴールが見えない状態で、ウロウロすることになるか。
そんなゲームが行われていることも知らず、かかわらないか。

そのうち、もっと多くの人の気を引く目新しいゲームがつくられる
かもしれない。

興行師、プレーヤー、場を維持したり、場に遊びを添えることで飯
を食っている人々が、飯の種を失わないために、どんな動きをして
いるか、面白いです。

[BlueSky:06125]
> あるようになどといって
> 無いものをもあるかのようにいうのはよくありませんね

私には、あるように「思 え る」、今は、そういう連続妄想、色眼
鏡の下でお話をしている、というだけのことです。
獣は、連続妄想をするプログラムは持っていないのでしょうね。



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