[BlueSky:06129] Re: 06113 「縄文人になる! : 縄文式生活技術教本」


[From] "genngorou" [Date] Fri, 24 Sep 2004 00:56:03 +0900

ゲンゴロウです。
ヒトゲノム関係のこと、須賀さんのお話などなどを読み、
とても大切なことだと思いながら、いろいろ考えてしまって、
返事がなかなかできなくなってました。

−−−

葛貫さん:
> 「縄文人になる! : 縄文式生活技術教本」関根秀樹著 
> 山と溪谷社, 2002.2 ISBN 4635258041
> http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4635258041
> ***********
> 大震災、大噴火、食糧危機、エネルギー危機、経済破綻、地域紛争、
> 地球温暖化…。あらゆる文明がストップし、電気もガスもガソリン
> も使えない日がきたら? 日用品や食料品が底をついても生きのび
> るための知恵とは? 「木と草だけで火を起こす」「石器ナイフを
> つくる」など20の実践的サバイバル術を詳細に紹介!
> ************
> という本が、とても面白かったです。

サバイバル術ということに関しては、私、病的に興味を持った時期
があり、子供向けの本を枕元に置いて読んでいた時期があります(笑)。
食べられる草、薬草、毒キノコ、水の濾過の仕方、火の起こし方、
救急治療、ヒモの結び方などなど、、思い出します。
後で、別メールに書くと思いますが、私のそのサバイバル好きは、
原始的なサバイバル術であり、そう考えると、現代的なサバイバ
ル術もあるようであり、なおかつ、人の行為は、これ全てがサバイ
バル指向なのだな、、と思ってしまいます。
しかし、なぜ?原始的なサバイバルを私は好んで読んだか?を
考えると、知らないということもあったのだと思います。
思うに、私には、宇宙も、海の中も、人間も未知なら、それでけで
なく、他者が知っている科学的な知識も未知で、さらには、昔の人
の「原始的な自然との付き合い方」も、私には未知なのだと思いま
す。(知らないことばっかりだ・・・・。)

> そういえば、中学生の頃、家出して、戸籍もなくなっていたホーム
> レスの人のことが本になったんですね
> 「洞窟オジさん―荒野の43年 平成最強のホームレス驚愕の全サバ
> イバルを語る」加村 一馬 (著)
> http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4093875006/
>
> こちらは、ワクワク、ドキドキというより、必要に迫られて、お金
> をかけずに、手近にあるもので生活していく底力が発揮されている
> ようで面白そうですね。(都市周辺で暮らし、適当にその恩恵を拾
> っていたようですが)

こういう人も、、いるのですね〜。。
なんか、大変そうな人生ですね。。

「都市周辺で暮らし、適当にその恩恵を拾っていたようですが」
には、笑ってしまいました。
笑いって、何かのツボにはまるから笑うのだと思いますが、
「そうだんろうな〜」と思い、笑ってしまったようです。
私は、ホームレスというと、とにかく人が苦手で、さらに、自
分も持て余していて、結果、社会生活がなかなか営めなくて、
しかたなく、自然から自然の恵みを黙って拝借したり、都市か
ら出る廃棄物を黙って拝借したり、あるいは、畑や他人の家
に入り黙って物を拝借する方法でしか生きられないような人
たちに思えていましたので・・・・。。。

> [BlueSky:06110]
> > 優秀であるかないかが、はやくに分かっていたら、もっと別な道
> > というものを楽しめたように思うのです。

葛貫さん:
> 上記のような本を見ると、
> 『人格』より『人材』づくり ヒトゲノムで選別も?
> http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20040729/mng_____tokuho__000.shtml
> *********
> ・・・・・・前略
> 二〇〇〇年に教基法「改正」の答申をした首相の私的諮問機関、 
> 教育改革国民会議の江崎玲於奈座長は同年、ジャーナリスト斎藤貴
> 男氏のインタビューにこう答えた。
>
>  「遺伝情報が解析され、持って生まれた能力がわかる時代になっ
> てきました。(中略)いずれは就学時に遺伝子検査を行い、それぞ
> れの子どもの遺伝情報に見合った教育をしていく形になっていきま
> すよ」(『機会不平等』文春文庫)後略・・・・・
> ********
> というのは、何かとてもひ弱に感じられました。

この記事の紹介があったせいで、いろいろな意見が出ていますね。
それぞれに「なるほどな〜、そういうこともあるのか」と思ってしまい
ました。
私としては、遺伝子情報により自分の適正が分かったら、それなり
に参考にし、納得すれば、無駄な選択が防げるなと思いました。
もしも、誰もが自分の適正を早期にする事ができて、それに「見合
った教育」が受けられる仕組みがあったなら、そういう社会には、
今の「エリート発掘教育」よりは(←ここを強調したい)いい教育シ
ステムが行われるように思います。なにしろ、その道でエリートに
なれるかもしれませんし。。。
(うん?、、、とするとエリートってなんだ?)

ところで、
もしも、この遺伝子情報解析により、能力が早期に分かり、結果、
エリートはエリート教育を施され、普通の人たちには、見合った
教育の場が十分にある社会が到来したら、実は、とても可哀想
なのは、エリート達になるような気がします。

今の教育環境では、エリート意識を持てますが、エリート以外の
庶民にも、それとは質的に比較できない教育が用意されていれ
ば、エリートが優れているという価値観も、なくなるのではないか
と思います。
エリート達は、人類の為に自己犠牲のもと、仕事を負わされる宿
命になり、結果、名誉もなく人生を歩む立場になってしまうかもし
れません。
小学校にあがる前の遺伝子判別で、「頼むから、エリートという
結果がでませんように・・・」と祈ってしまう親や子供が多くなるかも
しれません。

                       ゲンゴロウ。。。






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