[BlueSky: 605] 自然の事,昆虫の事


[From] kitapp@elf.coara.or.jp (Katsumi) [Date] Thu, 26 Aug 1999 11:31:53 +0900

こんにちわ,喜多です。今日も福岡は雨,今年の夏は雨ばかり。虫の音が日増しに大
きくなり,夕焼けは「既に秋」。
大阪から当地に来て,自然に触れる事が多くなり,気付いたのだが,小鳥や蝶々でも
,人間の振る舞いに合わせて,仲良く出来ると言う事を。(まあ,6月に最愛の猫を
亡くし,涙がちょちょ切れたので判っている積もりだったが)。

先日,庭の「ねずみもち」の樹木が大きく枝が広がり,隣に迷惑なので,枝を切って
いたら,「黒あげは蝶」がやってきて,心無しか私と一緒に,枝切りを楽しんで見て
いる様で,逃げもせず,私の周りを乱舞した。それは丁度「鬼ごっこ遊び」を楽しん
でいる様でもある。又,ここには野鳥が一杯飛んでくる。私が毎朝,体操していると
,電線の上からじっと見ている様にして,非常に美しい声を聞かせる。私が真似て,
口笛を聞かせたり,声で真似ると,相当長い間,返答する様に声を響かせる。

又,この辺りには樹木が一杯で,烏のねぐらがあるのか,時には不気味な程,一杯い
る。これには私は絶対に反応しない。怒りもしなければ,餌などもやらない。時々,
離れの屋根に「どかん」と大きな音がするので,見ると烏の奴と目が合う。私は黙っ
て見る。すると,どこかへ飛んで行く。「烏は不吉」であろうがなかろうが,そんな
事を言っていたら,ここでは生きて行けない。だから,「沈黙」で対抗する。だから
,烏も余り悪い事をしない。

私は自然の昆虫などを,自然の状態で見るのが好きだ。以前,私の大阪の知人で,「
良い物を見せて上げる」と言って,大きな箱を抱えきれない位持って来たのがいる。
包を解くと,何と「昆虫の標本だ」
,私は彼の精神を疑った(笑)。先日もある昆虫学者が「昆虫の標本造り」と言って
,子供達に,昆虫の背中に針を指すのを教えていた。私には理解できなかった。彼等
は「昆虫が飯より好きだから,針を指した昆虫を標本にしている」らしい。私は外国
も数か国行ったが,たまたまかも知れないが,この「背中に針を指した昆虫標本」な
る物を見た事がない。これもテレビで見たが外国(ヨーロッパ)の博物館等では「そ
のままの形を机の引出形式の入れ物で保存している」のを見た。あの「昆虫を針で指
して見える様にガラス張りの箱で保存」は外国から来た物か,それとも日本で考えら
れた物なのか。もしかしたら,私でさえ嫌悪感を感じるのだから「西欧人」はあれを
「動物虐待」と思わないのだろうか。

忘れもしない,私は父が亡くなった高校2年の時,山口県の秋吉台に行った。当時,
私は野球が上手かった。秋吉台で,とんぼが飛んできた。私は何気なく,とんぼを目
がけて小石を投げた。見事に命中し,あろう事か,とんぼの首が「ぽろり」と取れた
。以後ん十年,私は出来る限り(ごきぶり,蚊,蝿などは捨ておけない)「無益な殺
生」はしないと誓っている。喜多かつみ



kita katsumi kitapp@elf.coara.or.jp
「創造学級KITA ORIGINA」「誰も聞いた事のないコスモムジカ」
URL http://www3.coara.or.jp/~kitapp  
「創造空間」&「蔵書」&「奇蹟」&「古葉書」「切手」(7,DEC,1998更新)





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