こんにちは、葛貫です。
ゲンゴロウさんwrote:
> 【多数決の方法】
> この単純多数決がいいのか、わるいのかという話も、考えてみると
> いろいろなことがあるようですが、出来たら、進む道を決定するときに
> は、ただ多数決をするのではなく、多数決以前に討論をすることが重
> 要であるらしいです。
はい、そう思います。
多数決では、他にも選択肢があり得るのではないか、ということを
念頭に置きつつ、どのような選択肢が示されているか、その選択肢
の背景には、何があるのか、観ておく必要があるように思われます。
> 指導者の選択、あるいは、理性的な討論が出来る者の選択でなけれ
> ばならないことになります。
何のために、御前さんに特権を与えているんだ、と言いたくなるよ
うな指導者は御免蒙りたいものです。
> 【変えにくいもの、それは人の考え方】
> 一つの政策論としては、ラインホールド・ニーバーが居た立場、、
> 「一般の人々を彼ら自身の問題に決してかかわらせてはならず、
> 情報へのアクセスは一部の人間のあいだだけで厳重に管理して
> おくべき」が出てきてしまい、時の指導者(アメリカ大統領など)に、
> 「民衆を変えようと思うな」が出てきてしまうのかもしれません。。
ニーバーと同じ時期に彼の大国の政権の中枢にいて、国防長官を務
めたロバート・S・マクナマラの証言が映画化されているようです
ね。
「フォッグ・オブ・ウォー」より
http://www.sonypictures.jp/movies/fogofwar/title-navigation-3.html
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マクナマラは自分の体験を、11の教訓=レッスンと共に語り始める……
教訓1: 敵の身になって考えよ
教訓2: 理性は助けにならない
教訓3: 自己を越えた何かのために
教訓4: 効率を最大限に高めよ
教訓5: 戦争にも釣り合いが必要だ
教訓6: データを集めろ
教訓7: 目に見えた事実が正しいとは限らない
教訓8: 理由付けを再検証せよ
教訓9: 人は善をなさんとして悪をなす
教訓10: “決して”とは決して言うな
教訓11: 人間の本質は変えられない
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> 【正しい決定など存在しないから祈るのか?】
> 「the wisdom to distinguish the one from the other.(その区別
> が出来る英知を(与えて下さい。))」は、「英知がない」というこ
> とが前提にあり、それを認識しているから出てくる言葉のようで
> す。
> 【理性と感情、英知と本能】
> 自らの選択を裏付けるための「祈りの言葉」にも、ふと、、聞こ
> えてきます。
そうですね。
その時点では、能う限り最善の選択をしたのだという記憶を自分の
脳に刻みつけたいのかもしれませんね。
ただ、神がいると信じている人の中には、だから神が私を応援して
くれて当然というのではなく、神に委ね、その裁きというか、結果
を引き受ける決意も持っている人もいるように思われます。
裁かれたところで、真の意味で、責任を取りきれる問題というのは、
少ないのでしょうけれど。
Noblesse Oblige , 特権を与えられた人に持ってほしい感覚です。
> なんとも意外な方向に話が転回し、ショックを受けました。
> 一服盛られて、、着いたところが天国だと思っていたら、
> そこは地獄だった。
そんなつもりはなかったのですが(^^;。
「時刻表」http://miyuki-lab.jp/disco/lyric/ba125.shtml
という歌を聴きながら、「いづれの行も及びがたき身なれば、
とても地獄は一定すみかぞかし」ということで m(_ _)m 。
では。
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