[BlueSky: 575] インドのホテルで 2 - バンガロールだより 2-


[From] Kimio OTSUKA [Date] Tue, 24 Aug 1999 11:06:35 +0900

大塚です

 3,4日 間があくと 100通近いメールがきてしまい、驚きます。

 メールの良い点のひとつは、電話とちがい、自分のペースで応答でき
ることだと思います。ML は特にそうです。数ヶ月経ったメールに返信す
るのもアリだと思っています。(そのために中澤さんが検索システムを
作ってくださいました)

 と、いうことでぼちぼちと書いていきます。
 (今月いっぱい〆切の仕事がいくつかあるので、メールは逃避行動です)

 "バンガロールだより1"に関連していろいろと発言していいただきあり
がとうございます。私が泊まったホテルはWelcomgroupというインド資本
がシェラトンと提携して運営しているようです。

 シェラトンに泊まったのは初めてなので、シェラトン各店にこのよう
な立紙(勝手な造語です)があるのかはわかりません。

 さて、もう一つの立紙には、片面に環境によい暮らし方リストが書い
てあります。
・身の回りに植物を増やす
・運転の際には速度を一定に保つ
・紙の再使用
・庭の水やりは冬は朝方、夏は夕方に
等など a)〜j)まで。

 興味深かったのは、「私たちは環境主義者や、地球環境問題に決定力
の役職者というわけでもない限り、環境については忘れがちですが、も
し以下のようなことをしているのなら、それなりの貢献をしていること
になります。」といった前文を付け、各項目は仮定法で書かれてあった
ことです。
 客に対して押しつけがましくならないように、との配慮でしょうか。

 そういえば空港への送り迎えの車の運転手はインド人にしては丁寧な
運転でした。

 片面には、Join in our concern for the Environment と直接的な命
令文(英語としては普通の宣伝文句の口調でしょう)で、

以下のように協力してくれると水の節約ができます。
・歯磨き中に蛇口を締めると 5-10リットル (手、顔、ひげ剃りも同様)
・石鹸で体を洗っている間お湯を止めると 50-70 リットル
・水漏れをすぐに通報すると 400-3000 リットル
とありました。

 最後の項目もちょっとインドらしいです。泊まったホテルも、学会会
場も地元の普通の人には手のでない高級ホテルの筈なのですが、エレ
ベーター、トイレなど、いろいろなものが故障していました。時々停電
も起こって、エレベータに乗るのも少々勇気が必要でした。

 自宅でも同様のちょっとした気遣いを実行すればその人の懐も含めて
よい影響があるわけですので、(BlueSky のメンバの方には、「こんな
のはぬるい」と感じられる方もいらっしゃるかとは思いますが)このよ
うな呼びかけには好感が持てました。

大塚公雄
東京医科歯科大学
BlueSky 過去ログ検索:
http://sv2.humeco.m.u-tokyo.ac.jp/bluesky2.html


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