[BlueSky: 5748] Re:5745 緊急提案「学


[From] "genngorou" [Date] Sun, 1 Feb 2004 01:07:49 +0900


ゲンゴロウです。
きょうも、読み、思い浮かんだことを、そのまま打ちました。。。

−−−−−−

> 和尚さん:
> > 貴方の県には田中さんと言う破戒大好き知事がいるじゃないですか。
> > 私は彼の全てが良いとは思いませんし、どちらかと言うと近づきたいとは
> > 思わない人ですが、「私は他人と違う」と言って憚らないキャラクターは
> > 今の社会には貴重至極と言わざるを得ません。そのためにも、何か腹に抱
> > いて彼に直訴と言うのも一案ではないかと思いますが。必要とあれば応援
> > に駆けつけますよ。

須賀さん:
> 頭のなかであたためているアイデアがないわけではありません。
> とはいうものの、かなり大きな構想で、わたし自身にもどこから
> 手をつけたらいいのかよくわかっていないところがあり、今のところ
> 準備中という状況です。必要な知識をもう少し頭に入れなくては
> いけませんし、県だけでなく地域住民の方や地元の市町村、大学、
> 国などにも協力をいただかなくてはならないだろうと思いますので、
> そのなかで県の位置づけなどについても整理する必要があります。
> 今の知事の在任中に全部ができあがるというものではおそらくあり
> ませんので、計画をいくつかの段階にわけ、立ち上げの段階での
> 青写真をえがく作業も必要です。それに和尚さんがおっしゃるように、
> 手をつけたひとの「結果責任」のようなものも問われることになるで
> しょうから、わたしのように気のちいさいものは慎重にならないわけ
> にはいきません。
>
> けれども、こんなふうに躊躇したままではいつまでたっても動き
> はじめることができないということにもなりかねませんから、和尚さん
> の行動力にみならって、まずラフスケッチのようなアイデアをみなさん
> お話してたたいていただいて、動きながら考えるということも必要かな、
> と思いなおしました。
>
> ひとことでいうと、信州の自然を舞台として、自然史や自然環境に
> ついての研究・調査・教育・観光・保全を一体化したような人的ネット
> ワークのしくみをつくりだすというものです。

先の話になるのでしょうが、
具体的に「成す事」を考える場合、
「誰が、誰に、何を、どのように?」と考えるのがいいのでは
ないかと思う。計画に支障がある場合、その内のどれかが
無い場合が多いような。。。

で、更に先の話になっちまうが、
この須賀さんの計画では、
「誰が」と「誰に」が一体となったときに、
魅力が生まれるかもしれないと、漠然と感じた。

> アイデアのもととなっているのは、パナマにあるスミソニアン熱帯研究
> 所のバロコロラド島の研究施設や、コスタリカのラセルバ研究施設、
> グアナカステ保全エリアなどでおこなわれている活動です。これらの
> 場所は、野外研究のすばらしいフィールドとその研究施設をもち、
> 活発に研究がおこなわれているだけではなく、その場所を舞台に野外
> 学習やガイドつきのエコツアーがおこなわれており、自然の奥深さや
> それらの研究のおもしろさを参加者のレベルに応じた体験を通して
> からだにきざみこむことのできる機会を提供しています。またそれらの
> 活動や情報がその場所の環境の保全に活かされています。

よく知らないが、スミソニアン熱帯研究所というは、
自然教育ということが、魅力を生んでいるのではなく、
その姿勢に魅力があり、来場者は、その賛同者、あるいは
その運動の参加者であるのかもしれない。
現地の担当者は、参加者の僕(しもべ)、あるいはサポーターという
位置がいいのかもしれない。
来場者は、客ではなく、また生徒でもない。
来場者、自らが主体という意識を持てるような・・・。
主催者が引き寄せるのではなく、参加者が自ら行きたがる
という気持ちを生むような。。。。(言うのは簡単だけど。。)

須賀さんの戦略として、もっとも打ち出すべきことは、
すなわち、須賀さんの計画の魅力というのは、
この須賀さんの投稿の内容それ自体なのではないだろうか。
その援助者を求める。
ということは、須賀さんと参加者の関係は、
助け、助けられる関係になる。。
まさに、自然そのものと人間との関係と同じだ。。(難しい境地だ。。。)

> エコツーリズムや野外学習は、わたしの経験では、実際の研究や調査
> が動きつつある現場をフィールドとして体験することで、その「わくわく感」
> がずっと大きなものになります。おそらく、それによって、自然界にまだ
> まだ未知の領域が広大にひろがっていていることや、それらについて
> どんな研究がすすみつつあるのかを感じることができるからでしょう。
> いろいろな生物やその生息環境をからだを動かして五感で感じる快感
> と、未知の世界にいどむときの知的な快感を一緒に味わうことができ
> ます。

よくガッカリするのは、自分で新しい体験と感じているときに、
先に、その体験をした者が、その感覚を共有しようと、
「でしょ〜。感じるでしょ〜」と言われたとき。
新しい味わいというのは、かなりの間は、自分一人で味わいたいもの。
微かである時は、さらに長く味わいたい。
横から、「そうそれですよ!」と、したり顔で言われたくない。。
次に、
その感覚を知っている人を自分で探したい。。
探している人が来たときに、「でしょぉ〜」ではなく、
「あなたもですか!」と言って貰いたい。。

> これは反省もふくめていうのですが、通常よくおこなわれる自然観察会
> などでは、自然についてすでにわかっていることを解説するというかたち
> をとることになりがちな傾向があるのではないでしょうか。そのことには
> そのことの意味があり、その面白さがあることも事実ですが、その同じ
> 場所で現に別の研究がすすみつつあることを知らされると、面白さは
> 倍化します。しかし、そういう情報までふくんだ自然解説をおこなうのに
> はかなりの知識と経験が必要ですし、それを支える相当な人的ネット
> ワークの支援がなくてはなりません。

「単に、「味わう」というレベルで良いのではないでしょうか。」
と思った。

> また、もうひとつの留意点は、そのフィールドを単に「自然」一般を代表
> するものとしてあつかうのではなく、独自の進化的・歴史的・地理的
> 特徴をもった場所として紹介できるようにすることです。

ラーメンにこだわるなら、ラーメンを信じ、頼る。。
ラーメンの歴史、スープの説明などの戦術はいらない
のかもしれない。
「ほら!!一杯、食べて見ろ!!」が大切なのかもしれない。

大切なことは、最初の一杯を、いかに食べて貰う!
なのかもしれない。

ラーメンは美味しいと思う経験があったから、
さらに、おいしいラーメンを求める。
まず、ラーメンが美味しいという経験が必要で、
そのラーメンの味が分かるという引き出し(味覚)を
持ってもらうということで十分なのではないだろうか。。
そう考えると、、
美味しそうなラーメンを見せることが必要になるかな〜?

とにかく、「自然を味わえる」が、とても大切なような、
そんな気がする。
じゃあ、自然を味わうという味覚は、どういう時に、
どういう人に作られるのか。。

私は、下町育ちのせいか、自然が大好きというより、
自然とは、ちょっと距離があるのですが、
自然好きの家内にちょっと、自然と人について、聞いてみた。
  −−−口述筆記−−−−−−−−−−−−−−−−−
  自然の中で生きていることを感じられる人は自然の中に行く。
  自然の中は生命の塊(かたまり)。
  「自分が生きている」と感じられる。
  他のものが生きているから自分が生きていることを感じられる。
  自分が生きているから、他のものが生きていると感じられる。
  自然が生きていると感じられない人は、
  自分が生きているのが分からない人。
  存在感の薄い人は自然の中には行かない。
  自然の中に行く人は、自分を持った落ち着いた人
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
なんか、自画自賛のような感じに聞こえますが、
確かに、そう感じているようです。私も、そうじゃないだろうかと、
これを聞いて思いました。

> パナマやコスタリカに有名な研究施設やエコツーリズムのサイトが
> あるのは、この場所が、南北アメリカ大陸の一番細くなったところで、
> ローラシア大陸とゴンドワナ大陸で起源したそれぞれの動植物が
> 交じり合うルート上に位置していることと関係があります。そして、
> エコツーリズムの解説でも、(わたしの数少ない経験では)たいてい
> そうした地誌的背景についての紹介がありました。またそのことが、
> 見聞きする動植物についての印象をふかめてくれました。

学術者の味覚では、そういう高度な味わいもあると思うけど、
それは、ラーメン研究家のレベルで、まず、人に、ラーメンの味覚が
出来ること、つまり、あたらしい味覚開発が大切なような。。。

> こういう「独自の進化的・歴史的・地理的特徴」についての知識が
> その場所の自然の印象をいかにふかめてくれるかについては、
> ガラパゴス諸島、ハワイ諸島、マダガスカル島、ボルネオ島、
> スラウェシ島、小笠原諸島、南西諸島といった「島々」が、その自然
> の貴重さでしばしば注目されることからも想像することができます。
> 実は、このような背景は、地球上のどの場所にでもそれぞれ独自
> のものがあります。けれども小笠原や南西諸島にかぎらず、日本
> 列島は「島々」ですから、世界的にみてもおそらくこういう独自の
> 特徴を色濃くもった地域のひとつであると考えられます。今の標準
> 的な学校教育の課程では、こういう自然史をまとまったかたちで学ぶ
> 機会がほとんどないのではないでしょうか。ブラックバスなどに代表
> される移入種の問題も、こういう背景への理解があってはじめて、
> その自然環境への影響のもつ歴史的な意味について考えることが
> できるようになります。

それほど、期待されると、来訪者としては、疲れます。
そう期待されると、逆に、来訪者が、主催者を満足させる
努力をし始める。。
やはり、来訪者に喜びがないことには。。。
人が喜びを持つというときは、、
存在感であって、それは、ちょうど、横山さんが5722で言っていた。
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  人間の最も高次な欲求は「機能感」と言うのだそうです。
  つまり自分が機能している、自分でないと出来ないことを
  している、と思えることが最も幸福感をもたらすと言うのです。
  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
これが、あると、、いいのだと、、私も思う。

> 信州の自然環境はひとが生活してきた里山地域から高山帯まで
> の幅広い標高差をふくんでいますから、異なった地史的背景を
> もった多様な動植物に生活の場所を提供しています。まだまだ
> わからないこともたくさんあり、研究テーマもいくらでもあります。
> すでにわかっていることもたくさんありますが、それらの情報は
> いろいろな文献や私蔵の標本などに散在していて、必ずしも
> わかりやすくまとまったかたちで整理されてはいません。

研究者養成施設を目標にしている様な。。。

> こういったものを、上で例にあげたパナマやコスタリカの例にある
> ようなかたちにまとめあげていくのは簡単なことではありません。
> 人的なキャパシティーの面からも、長野県自然保護研究所の
> ような少人数の施設だけでできるようなことでは到底ありません。
> 全国や地元の大学、博物館、市民グループなどとの連携を考え、
> 企業、市町村、県、国などからのサポートも期待しつつ、寄付など
> の受け皿ということを考えても、独自の運営主体(NPO?)をつくら
> なくてはいけないのではないかなどと考えています。

主催者・運営者の為の施設になってしまうと、元も子もなくなるような。
(なんか、driadさんの言葉付きに、、似てきた・・・。。)

> この運営主体が、研究者の受け入れやそのコーディネート、
> 必要な宿泊施設や機材・情報などのサポートをおこなうほか、
> 情報を整理して野外学習のプログラムを提供したり、エコツアー
> の支援(ガイドのトレーニングコースの提供など)をおこなうといった
> ことを考えています。箱物はなるべくつくらないでできるだけ既存の
> ものを活用するとしても、たとえば野外調査や野外学習の拠点など
> を借りるための交渉は必要ですし、あちこちの博物館や標本庫を
> ネットワーク化して標本の保存の体制をととのえ、情報を検索できる
> ようにするサービスなども必要でしょう。ですから、生物学者だけで
> なく、教育活動やマネージメントの能力などさまざまな専門的能力を
> もった多数の方々の協力が必要になります。

専門家による専門家のための専門家・・・・の活動。。

> 首都圏や中京圏、関西圏からもそれほど遠くありませんので、
> いろいろな方からのサポートも受けやすいのではないかと思うの
> ですが、いかがでしょうか。

全員サポーター、、それはボランティア活動になるのか。。。
それがいいのかもしれない。。

> こういうしくみがうまく回転していけば、国や自治体などさまざま
> な主体がおこなう自然環境の保全対策にこれまで以上に充実
> した情報を提供することができるようになるでしょうし、学校などが
> おこなう野外学習の選択肢をひろげることや、住民が地域の環境
> をみなおしたり、新しい観光のあり方を振興したりすることにも寄与
> することができるようになるのではないでしょうか。とはいえ実は

ちなみに、私が車で旅行に行くと、
駅の観光案内とか、市役所や県庁の広報に行き、
地図をもらったり、ちょっと説明を受けたりするのだけど、
観光協会の人が、その地を愛していなければ、
聞いてもおもしろくもなんともない。
熱っぽく、ひつっこく話す人なんかは、
旅では、実に楽しい人になる。
自然のことを、やたらと話す人が、、
野山にいたら、、面白いだろうな〜。。
しゃべりまくる人なんか、その時は、けっこう閉口しながらも、
後で、いい感じ(味)になる。
(・・・・なんか、前の話と、、
     矛盾したことを言っているような。。。)

> わたしの本心は、自然史(ナチュラルヒストリー)の世界の面白さを
> ひとりでも多くのみなさんと自然のなかで分かち合いたいというところ
> にあります。

この部分が一番の、魅力のような気がします。
分かち合うというのが、
上げたり、貰ったりすることだとすれば、、。

> このように書いてくると、やはり、この構想をあたためる段階から
> いろいろな方の意見をうかがって、さまざまな視点から肉づけを
> していくのがよさそうに思えてきました。

すごい勇気だと、、思いました。

> これはまだわたしのあたまのなかにぼんやりとあったことをなんとか
> 文字のかたちにしてみようと思っただけのものですので、あいまいな
> ところもたくさんありますし、きびしくたたかれるとすぐにへなへなと
> なってしまうようなものかもしれません。

もう、へなちょこじゃない!!!という感じ!

>それでも、もしもご意見を
> いただければ、それが新しい視点をもたらしてくれることになりますし、
> もしかしたらほかの場所で似たようなことを考えていらっしゃる方々へ
> のご参考になるかも知れません。ご意見をいただけましたらさいわい
> です。

ということで、私なりに思ったことを書いてしまいました。
返事はいいです。。。





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