[BlueSky: 5717] Re:5710 緊急提案「学


[From] "Kaz. Yokoyama" [Date] Wed, 28 Jan 2004 00:10:10 +0900

葛貫さんこんばんは

> 言葉を介さないで考えられたら,また,考えたことを他者に伝えら
> れたら,覚えておいた方が便利なことって,激減するのだろうなと
> 思います。

だいぶ前につくばで開いた第一回DGCシンポジウムでイリノイ大学の大野先生
も言っていましたが、思索活動には幾つも段階があるが、第一段階には言葉
は介在しない。もっとよく解らないイメージみたいなものだとね。私も同感。
考える端緒は言葉は介さないでしょう?人によっては言葉を介さずに伝える
ことも出来ますね。もっと言えば、言葉を介して伝えないと伝わらない相手
には万語を尽くしても伝わないことが多いですね。このMLでもそう言う場面
をよく目にしませんか?ってことは覚えておけと強要することは結局評価す
る側が、覚えているかいないかで評価するのが一番簡単だと言う事ぐらいし
か根拠が見つかりませんね。

> 「書物というのは、信じるためにではなく、検討されるべき対象と
> して、つねに書かれるのだ。一巻の書物を前にして、それが何を言
> っているのかではなく、何を言わんとしているのかを、私たちは問
> 題にしなければならない。」と言って,論理的で,なおかつ胡散臭
> さを漂わせる物語を書く作家がいましたっけ。

うーん不勉強。知りませんでした。今度教えてください。

> いわゆるスキルは持っているのだけれど,それを使って表現したい
> コンテンツが湧き出てこない子が増えていると高校生の娘の担任が
> 言っていたのを思い出しました。

スキル云々では既になくて、自分の姿かたちが認識できないのではない
でしょうか。よせられた一連の皆様のご意見からは、かさかさと乾いて
老人のようになってしまった子供の心や頭脳が見えてしまいます。それ
でもま、生きていけるし、そこそこ金持ちにもなれて、美味いものも食
えて、ブランドのバックとかも真偽を別にすれば持ってられて、誠に
結構な世の中が見えてきますね。寅さんが生きていたら結構毛だらけ・・
て嘯く場面ですかね。

> そうかと思うと「キーキー」と言う鳴き声発したりしているように
> 見える時もあり,もどかしがってむずかっている赤ん坊のような印
> 象を受けます。

これも一種の「言葉を介さない」意思疎通なのでしょうか。プロトコルが
違ってしまって通信が成立しないだけかも知れませんね。あるいは通信速
度が速くて信号音にしか聞こえないのかな。今度一度自分もキーキー鳴い
てみるかな。予想できないことが起きるかも知れない。藪かが一杯飛んで
来たりして。

> 大人が受け付けてくれる言葉はレンジが狭く,自分が感じているこ
> とがちょうど良くおさまらず,苛立っているのかな。

それはあり得ますね。私の両親は私を猛獣だとおもったでしょうね。昔
母親に、「お前の頭を割って中を見てみたい」と嘆かれたことを思い出し
ました。「そうですね」といっぺんで良いから言ってみろとも・・・

> いつか仰しゃっていた「収斂より開放を」という言葉が浮かんでき
> て,これはガウディが持っている質にもつながるような気がするの
> ですが。もう少し,頭と心の中でころがしてみます。

昔紅顔の美少年、花同じくして人同じからず・・・人生は短く美しい。
私はそう信じています。余り待たせないで下さいね。
では
和尚


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