[BlueSky: 5716] Re:5711 緊急提案「学


[From] "Kaz. Yokoyama" [Date] Tue, 27 Jan 2004 23:26:51 +0900

余語さんこんばんは

貴重な意見をありがとうございます。

> このトピックに参加させて頂きたく思います。宜しくお願いいたします。

こちらこそ決して愉快でないトピックですが宜しくお願いします。

> どうも、「学力低下」というよりは「格差が拡大した」ように思います。
> そのように見ないと現実から外れてしまうのではないかと思うのですが、どうでしょ
うか。

その様です。また数学をはじめ理数系の出題者の意識と実態のずれという見方も
可能ですね。

> 記述問題に回答しようともしなかった子どもが多かったことについてですが、
> 「意欲」までも評価の対象としてしまった弊害かもしれません。

そのことです。私の時分は、授業中はいやな思いもしましたが、授業が終わって
しまえばまた別の世界がありましたね。それを四六時中、もっと言えば学校から
帰ったあとも一時期(あるいは今も)評価の対象にしたのでしたね。社会活動を
する動機が評価されるためと言うことも聞いたことがあります。全く生活の隅々
まで評価されるなんて、社会人だってそんなことをされたら参ってしまうだろう
に、どうしてそんなことをしてしまったのか?日本人は、何か始めると程ほどと
言うことが出来ないで、偏執狂的に行き過ぎる。多分、自分独自でものが決めら
れない、だから周りを見て調整しているうちに相乗作用を起してハウリングを起
してしまうんじゃないかと感じています。

> 以前、小学生がこんな事を言っていました。
> 「成績上げたければ、授業中にとにかく手を挙げろってお姉ちゃんに言われた。」
> 「成績」というエサで、授業への(表面的な)食い付きを上げることを繰り返して
> いると、そのうち、「成績」に関係なければ「意欲」を示さなくなるのではないか
> と思うのです。

学校の中でも大人の世渡りのようなものがあるのですね。
特効薬と言う劇薬を常習して依存症になり、効果をだすためにより過激な刺激が
必要になる。どんどん特効薬の刺激の濃度が上がって行くという泥沼の様な恐ろ
しい姿が見えます。

> 今回の学力試験を引き受けた学校が、試験前にどのような動機付けを行ったかは
> 分かりませんが、回答する子どもが「どうせ、これは成績に関係ないでしょ?」と
> 思ったとすれば、いちいち一所懸命になって解答用紙に文字を書き込むことはしな
> いのではないかと想像してしまいます。「やっても無駄じゃーん」という声が聞こ
> えてきそうです。

成る程、現実は想像を絶していると言う事ですか。何でもかんでも欲得なんですね。
浅ましい。。。。
それに熱くなっているおじさんを見ると「ばっかじゃないの?一文にもならない
のに、おじんの自己満足してれば」って感じですかね。

> 受験受験でがんがん詰め込まれている子ども達ばかりではなく、もうすでに、或る
> 意味で諦めてしまっている子ども達が、もっとずっと沢山いるように思うのです。
> それは、すでに、日本の社会が、少数の成功者と、多数の「その他大勢」によって
> 構成されることを肌で感じてしまっていて「自分たちは奇跡の逆転が無い限りは後
> 者だな」と分かってしまっているようにさえ思うのです。

18歳で諦めの人生ですか。まだ先は長いのに、砂を噛むような時間ですね。
では何でそうなってしまうのでしょうか?先ほどの行き過ぎた評価のせいで
しょうか?あるいは誤った評価のせいでしょうか?私はどんな場合も適切な
評価が必須だと思っていますが、自分だけの世界、決して犯されない特別の
世界と言うのも同時にないと社会的生き物である人間は精神のバランスが
保てないのではないかと思っています。それは子供だからずかずかと土足で
踏み込んでも良いと言うものではありません。精神が未成熟で干渉能力の未
発達の子供ほど、そう言う聖域は守ってあげないといけないと思うのですが、
どうして学校はそう言う異常なことを平気でやってしまうのか、どうして生
徒と言う、ただそれだけで尊厳を全く感じられない言葉を吐いても許される
と思う人がいるのでしょう。おっと、またフラッシュバック気味になって
来ましたのでこの話はこれくらいで。ただ、はっきり言えることは、他人に
全く尊厳を持てないような大人には誰もなりたくないでしょう。そう言う
意味で多くの先生は十代の私には全く魅力の無い生き物に見えましたね。
学校内で先生は権力者ですよね。グロテスクな妖怪政治家と同じに見えた
ものです。すみません、当時は突っ張って平気な振りをしていましたが、
この話になると、今でも悔しさがこみあげてきて、表現が常軌を逸してし
まいます。ニヒルになってしまった人たちには同情を禁じえません。おじんの
自己満足ですがこれも。。。

> そんな自己否定観にまみれ、行き場を失った子どもだち相手に、日々奮闘している
> 教師もいることを、知っていて欲しいとも思います。

知っています。私も少しだけですが教壇に立っていましたから。だからこそ
学校や教師だけに解決を押し付けてはいけないと強く思っています。机上の
空論にも思えても、おおよそ頓珍漢な話が飛び出しても、毎日毎日、どこで
もここでも、この話は話し合われる必要があると思います。私たち一人一人
、そしてこのMLが主題にする未来の環境にとっても枢要な問題だと思うから
です。

横山


▲前の記事へ ▼次の記事へ △記事索引へ △青空MLトップへ

(注)この記事が最新である場合,上記「次の記事へ」はデッドリンクです。