[BlueSky: 5676] メルマガ虫虫・・・「動物の群と移動」そして「人の群化」、そして、「 SM ・近親相姦」まで、言っちゃうかも。。。


[From] "genngorou" [Date] Tue, 20 Jan 2004 18:37:13 +0900


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□      虫は虫なりに一つの考え       □
□ GENGOROU   □
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「動物の群と移動」そして「人の群化」、
    そして、「SM・近親相姦」まで、言っちゃうかも。。。
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群(むれ)といえば、
パッと思い浮かぶのは、シマウマでしょうか、それとも
イワシなどの群でしょうか。。。

「群がなぜ群れているのか?」と、シマウマやイワシに聞くのは、
人間に「なぜ群れているの?」と聞くようなもので、
おそらく聞いても無駄でしょう。

まあ、シマウマは言葉を話せないので、
聞いても無駄なのですが、
言葉を知っている人間に聞いても無駄というのは、
これは、なんか、ちょっと、どうなんだろうなぁ〜、と、
思ってしまいます。
「人間って、本当に、頭、いいの?」と
疑いたくなるような気がしてきます。

シマウマにも、人にも聞くことが出来ないのですから、
ここは、また、いつもの様に、想像するしかありません。

「なぜ?そうなの?」という疑問を持ち、それについて考える場合、
一つの思考方法として、「そうでなかったらどうなる?」と考える
方法があります。それを今回も使ってみます。

「シマウマが群れていなかったら、、どうなるの?」

ちょっと、意味不明かもしれませんが、
私なりに言ってしまえば・・・
「群れていないことには移動ができない。」
「移動する時、群が出来てしまう。」
そんな様な事が私の脳に感じられます。
自分の脳に浮かんだことを信じて考えてみます。

仮に、サバンナの広域にシマウマが散らばって生息し、
各々が勝手に移動している場合を考えると、
捕食者のライオンから見れば、
そのシマウマの個々の移動は移動にはならず、
常に、何処へ行ってもシマウマがいるわけです。

つまり、群れていない動物が、個々に移動しても、
捕食者であるライオンにとっては、
個々のシマウマの移動は移動にならない。
ここに、移動と群の深い結ぶつきが見えます。
つまり、
シマウマが、対捕食者に対して移動をするためには、
群を作らなければならない、、、ということです。

「群と移動」はとても密接な関係にある。
移動は群を、群は移動を、相互に補完しあって存在している。
ということが分かります。

シマウマに限らず、群れる動物は、きっと、そのほとんどが、
捕食者に対して自己の移動という影響を与える為に、
群れていると言えます。
さて、それでは、
「捕食者にとって、エサが群で移動する」ということは、
一体どういうことになるか?
その答え、それ自体が、大きなポイントとなり、
結局は、群れる動物に、群れるほどの数を相乗的に
与えることになるようです。

また、脳が感じるままに意味不明なことを、
先に言ってしまいました。
シマウマの群に対する捕食者、ライオンの立場に
立って考えてみます。

捕食者ライオンはシマウマの群に遭遇すると、
当然、腹一杯になります。
仮に、その群が移動せずに、ずっとライオンに与えられていれば、
やがて、ライオンは子孫を多く残します。

しかし、群は移動してしまう。。。
すると、今度は、捕食者の前には「エサのないサバンナ」が広がる。
そんなエサのない環境が、捕食者には日常の環境になる。
ライオンはその数を増やすことはできません。

ところで、また、そのエサのない環境に多くのシマウマが
移動してきたなら、その捕食者にとっては、
すぐに多すぎるご馳走となり、
腹一杯になった捕食者にとって、シマウマの群は、
たちどころに無用の長物になる。

つまり、
「移動する群は、捕食者に対して、自らを無用の長物にする
働きもある。」と言えます。

−−−

「移動の周期が半年ごとの渡り鳥」などをエサとする
タカや鷲などの猛禽類には、食えない期間が半年にもなる。
移動する群、渡り鳥は、結果として、
天敵の数の増加を半年ごとの移動で制限し、
反比例的に、渡る鳥たちは、
その数を増やすことができるということになる。

まあ、ここまで考えると、捕食者も渡鳥と一緒に、
移動すればいいのですが、それはしていない。
それは、なぜ?という疑問が生まれます。
その答えは海にあるかもしれません。

海の世界は、陸の世界よりも歴史が深い分、
進んでいると言えますでしょうか。
海の捕食者達は、エサを追って回遊を始めたようです。
すなわち、やがて猛禽類も、渡り鳥になる日は、
近いのかもしれません。
今は、陸では、
捕食者が移動するかしないかの過渡期なのかもしれません。

−−−−

ところで、人間の群れるという集団帰属意識は、
一体、なんなんでしょうか。。
孤独を癒す?
想像を絶する孤独感を持つ人もいるような気がします。
しかし、その孤独とは?なんなんでしょうか・・・。
もしかすると、
孤独だから集団を求めるのではなく、
孤独は、集団化を進める心的な発現?の結果?に
誕生したものなのかもしれません。

つまり、孤独が群という集団化を促進しているのではなく、
集団化を促進するために、孤独が人に誕生したと考えてみる
のはどうでしょうか。
まあ、そうすると、本末転倒で、
人が群化する理由が見つかりません。

  理由が分からない時には、一度、その理由づけを
  忘れて、別なことを考える思考方法があります。

理由はどうあれ、人は群れる。
多くの集団を見ると、どうも、
集団化の為には、個々の弱さが必要であることが、
私には見えてきます。

弱くないと集団化できない。
威張った人は、集団化できない。

人は物を見る目というより、現象という事を見る目が
発達し、その事というのは、心の目です。
すなわち、人の「弱さ」とは心的な弱さであり、
強い心があったなら集団化はできないことになります。。
もっと言ってしまえば、
集団化したがる者は、弱い心を持とうとする傾向にある。
でしょうか。

−−−
長くなってきたので、飛ばします。
−−−

人は脳で見てしまうので、それからの逃避は
シマウマのような物理的空間移動では無理です。
事を見ないという心的な移動方法が必要です。
それは、ある意味、脳に恐いことを見せながらも
それから逃げるという、実に相反する二つの行為を
人に行わせるようです。

相反する行為をする人、それは、
簡単に言えば、狂った脳を持っていることになるでしょうか。

群化する人という存在は、ある意味、
狂う運命にあるのかもしれません。
人は、生きていくために、
事実を見ない能力を脳に養うことをしなければならない。

ところで、
ここに、群的な集団と、組織的な集団の違いが、
一見、見えるようです。
が・・しかし・・・
組織的な集団と言えども、
それは、効率を追うので、心的な目は必要ない。
仕事中毒に陥らせる要素が、心的な目を失わせ、
ひいては、事実からの逃避を促す。
ある意味、群(むれ)的な面も、
組織的なシステマチックな集団にも
あるのかもしれません。

人は、現実を知る能力を持った時点で、
すでに、その現実を見ない能力も身につけて
しまって、そこに、群化が進んでいる。。。

すなわち、群れるとき、人は弱くなる。とも言え、
また、飛躍して言ってしまえば、人は、
弱い存在にならなければ群れることができないので、
群れる人々は、常に弱さを強調しようとする。こともする。

その状況は、まるで、
弱い人々が群れたがるように見えてしまう。
が、本来、人は、自ら弱くなろうと努めているのかも
しれません。
人は強いて、弱体化の方向性を持っていると
言いのけてもいいかもしれません。

弱体化の希望がある人に、「強くなれ」は、
とてもきびしい言葉となり、
また、助言も、余計なお世話になってしまう
かもしれません。

泣き言を言う。悲しみに染まろうとする。自分をヒロインにする。
神に懇願する。弱者・被害者になる。
それらの人の弱体化は、人が群化するための手段であり、
その時に、人は、群化が可能になり、事実からの逃避が可能となる。

−−−

ところで、この人の群化の習性にとって、
Ceremony(儀式)というものが大きな蜜を与えてくれるようです。

人はCeremonyに参加することで、集団帰属による
安心感が得られるので、好んでCeremony、すなわち、
集団の誰もが同じ行動をする必要性のある、
ある一定のルール、すなわち儀式、
その儀式に好んで参加したがり、
その個々人の参加が、結果として、
またその儀式が人間界に成立してくるようです。
それは、あのシマウマや、イワシや、フラミンゴが移動する
ルールと同じような気がします。

弱さを得ると集団化が促進されるという図式を
本能に持った人間は、弱い自分を即座に与えてくれる
深い孤独を感じようとし、その孤独感を癒すために、
人を集団に強く導き、「束縛されたい」という欲求を生み、
かなり儀式的な要素を求める。

余談になりますが、
SMとか、近親相姦というような、ある強いルールを
前提とする行為も、実は、ある意味、とても形式的であり、
儀式的な行為であると言えましょうか。
秘密性という強い連帯意識にも押され、
実際に実行しようがしまいが、どんな人にも、
群化の方向性が人には備わっているために、
そんな、人間的な趣向も、人にはあるようです。



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     ゲンゴロウ
      gengorou5656@yahoo.co.jp
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