[BlueSky: 5545] Re:5543 人間らしさ=動物らし


[From] "Y.kuzunuki" [Date] Wed, 26 Nov 2003 17:09:52 +0900

こんにちは、葛貫です。

今日は、末っ子の「わらぞうりつくり」を手伝いに小学校へいって
きました。昨日の風雨が嘘のような小春日和、のどかな時間を過ご
してきました。

春からの田起こし、田植え、雑草取り、稲刈、脱穀と、各学年で分
担した一連の農作業が済み、5年生がとれた稲わらでわらぞうりを
つくり、6年生が全校生徒のためにお餅をついて、今年の収穫を祝
います。今年は天候が不順だったため、例年より収量が少ないよう
です。(来年のお正月のお雑煮用のお餅、高くなるらしいですね。)

今、まだ、指先から乾いたわらの匂いがします。
今年は、わらを十分に湿らせ、叩いていなかったので、ちょっと固
くて編みにくかった(^^;。上の子供3人も、それぞれ5年生の時に
つくった「わらぞうり」を6年間の米作りの記念品としてしまって
あるようです。

さがわさんwrote:
> 都会で子育てするお母さん達は、“田舎や自然体験”に対する
> 幻想に囚われないでもっと“都会での子育て”に自信を持っても良いの
> になぁと思ったりもするのですが・・・

社会的な関係を育み、自分なりの居場所を見つけていく過程をサポ
ートするのが子育てだとしたら、どこにいても、家族の演出の仕方
ひとつなのではないかなと、思います。演出の仕方というとあざと
い感じになってしまいますが、家族のひとりひとりが、ことばやボ
ディラングエッジを通してそれぞれの様子を感じ取り、頃合いを見
計らって自己主張をする術を身につけていく、その過程を楽しんで
しまえるといいなと思います。

問題が起きてその渦中に入る時はゲロゲロな気分でも、似たような
パターンの問題が起きた時に、ほらまた、と苦笑いと共に思い出す
ことで、歯止めが効くようになるし。


11/23に放送された番組で気になったのは、乳幼児検診の時、赤ち
ゃんのおむつを取り換える様子をみていると、話しかけたり、コン
タクトをとろうとせず、ただ黙々と「作業をする」親が増えたとい
う話でした。(サイレントベビーの話や、澤口さんの「住所」とい
う詩を思い出しました。)

親自身が、そのような対応の中で育ってきて、それ以外のありよう
をしらないとしたら、これからどうなっちゃうんだろう(^^;。


> で、あの番組に戻ると、人間の脳は、進化の結果獲得した剰余の部分の
> 多くを“制御”のために使っているということを示していて、その“制御”
> の有り方が、人間らしさを作っているということになるわけです

11/23日の番組では、今・ここで、五感を通してとらえたものごと
に条件反射的に反応するのではなく、そのものごとがおかれている
状況や文脈(situation,context)を加味して判断し、行動を起こす
という制御が人間らしさをつくっている、そのような過程に前頭葉
が一役買っているというお話だったように思います。

11/29 21:00からTBSで放送される「生命38億年スペシャル 人間
とは何だ」という番組も似たような切り口で語られそうですね。
http://bss.jp/tv/bansen/nou/


[BlueSky: 5543]より
> 「どうしてそんなことをするのか」とか「何を考えているのだ」
> とか尋ねても、相手が答えたくとも答えられないようなイベントで
> 日常が占めれて日が来るのも、そう遠くないような気がするのは、
> 私の妄想だろうか。(後略)

電子メールって、一体何なんだ、悪用されなければいいけれど、と
思うような使われ方もされているみたいですね。

電子メールで招集、「無意味な群衆」プロジェクト
http://www.hotwired.co.jp/news/news/culture/story/20030623203.html

全米各地に広がる神出鬼没のモブ(群集)イベント
http://www.hotwired.co.jp/news/news/culture/story/20030710203.html

で、本当に人が集まっちゃうというんだから、地に足がついていない、
というか、浮遊している、というか、怖いですね。


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