[BlueSky: 5532] Re:5518 ML での議論


[From] "ゲンゴロウ" [Date] Tue, 11 Nov 2003 01:04:22 +0900


返事が、遅くなってしまいました。
              ゲンゴロウです。

−−−ぐち&独り言−−−−−−−−−−−−−−−−−−
忙しい上に、PCが壊れた。
コピー&FAX&スキャナー機をUSB接続でPCに取り付
けたら、PCがおかしくなり、いろいろパンチンパッチンと
起動したら、パソコンのHDが壊れた。治すついでにHDを
80Gにしたら、PCが古いために認識せず、BIOS(機
器制御ソフト)をいじったら、PCがメチャクチャになった。
LAN接続も出来なくなり、もう一つのPCもネットにもつ
なげなくなった。
複雑なシステムは、何か一つでも壊れると、全部がだめにな
るのか。たった一つのミスで、全部が壊れた。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

ゲンゴロウ:
> > 私のようなオジサンが、、仮に、大学に迷い込んで、
> > 学内を歩いている方に声をかけられるとしたら、、、
> > 「すみません、出口は何処でしょうか?」くらいなのに、
> > MLという世界、というかいくつかの開かれたMLでは、
> > とても貴重な経験をさせていただいていると思います。

葛貫さん:
> ↑を読んで、受験する前に資料をもらいに大学を訪ねた時のことを
> 思い出しました。本部の在処の見当がつかず、雨の土曜日、人気の
> ない構内をうろうろしていた時、偶然通りかかった学生さんに道を
> 尋ねたところ、事務所だけではなく希望していた学科の研究室にも
> 案内して下さいました。いろいろな研究室の先生や学生さんに、実
> 際取り組んでいる研究のお話を具体的にうかがうことができました。
> 今、考えると、すごく運がよかったんですね。

そういう貴重な出来事があったのですね。葛貫さんには。。。
謙虚でありながら熱意もある人は、それが他者にはちゃん
と見え、他者からきちんとしたことが返ってきそうです。
そのような人には忘れられない出来事がたくさん起きるの
でしょう。きっと。そして、そんな出来事に人は作られて
行くのかもしれません。
 私にそういう経験がプッツリとなくなってしまったのは、
年のせいなのでしょうか、それとも私の不徳のせいなので
しょうか。出来るだけ謙虚にとは思うのですが、熱が入る
と、いつも自分を抑えるので精一杯になってしまいます。

> 取り敢えず関連のありそうなものを列挙したくなってしまうのは、
> 抄録員のさがでしょうか(^^;。

いつも感心してしまいます。「どういう検索をされている
のか。。。」と。私がネットで検索すると、私より変な考え
をしている人のHPばかりが出てきます。。で、それを読ん
でいると、まともなHPを読む時間がなくなる。。
(結局は、検索する人によって、検索結果もあっているのかも。。)


−−−−−サイレント・シナプス−−−−−−−

葛貫さん:
> 「脳内の神経細胞の間を結びつけ、情報伝達を行っているシナプス
> の発達は、遺伝子によって決められた通りに生後単調に発達してい
> くのではなく、外的刺激が質的あるいは量的に有るか否かで大きく
> 変わってくる」と経験的に言われてきた。
>
> そこで、マウスを使って、BDNFという記憶や学習に関係する蛋白質
> に蛍光標識を施して、その移動や放出等について観察してみた。
> そうしたら、実際に、脳の興奮性シナプスの発達が、神経細胞の電
> 気的活動(環境因子)と脳に由来する神経栄養因子(遺伝的素因)
> の協調的な働きで起こっていることがわかった。
>
> 感受性の高い時期(臨界期)のシナプス形成にもBDNFは、重要な役
> 割を果たしていることが明らかとなり、臨界期に獲得された変化は、
> 生涯にわたり安定して定着するということがわかった。
> 脳の発達には、臨界期に外部から適切な刺激を受けることが重要だ。
>
>  BDNF:脳由来神経栄養因子(Brain-Derived Neurotrophic Factor )
>  中枢神経細胞の生存と突起の伸びなどを促したり、シナプス伝達
>  効率を増強したり、シナプス長期抑圧を阻止する作用を持つ物質。
>
> というようなお話で、

 とても分かりやすい説明で、やっと、書いてあることが限定
できました。ありがとうございます。
 ところで・・・
ちょっと疑問に思ったのですが、やはり臨界時期というのは、
3歳ごろまでのことなのでしょうか。ちなみに、私のその頃は、あ
まり刺激のない環境にいたようで、かなり気になります。
(パッとしない性格は、その時のせいなのか。。。)

> >  先進国の人々の脳。知識は師から学ぶ。そして子が自ら作る。
> > 記憶される事柄は、「物的な富」を生み出す技術的な情報。
> > 「心的な富」をもたらす記憶がなく、思想がなく、思潮がなく、
> > 脳がない。「こころの貧困」が溢(あふ)れる。
> >  技術的な情報を欲しがる脳の幸せは先進的な情報。しかし、
> > 先進的な情報が故に、鮮度が落ちる。喜びに恐怖が付いている。

葛貫さん:
> 実際、「そのもの」を体験した時に発生する神経細胞の電気的な活
> 動を伴わない「知識」とは、どのような位置付けになるんだろう、
> と思ったのでした。

「神経細胞の電気的な活動を伴わない知識」は、分かりやすい
表現です。以前、私がロボットの意識について興味を持って考
えた時の、私なりの結論は、「感覚の伴わない経験では、意識
は育たない」ということになりました。あの有名な言葉、「透
明な存在」、あるいは「空虚な自分」でしょうか。。
 この葛貫さんの言う「神経細胞の電気的な活動を伴わない知
識」、これこそが須賀さんの引用した小説の中にでてくる、
「記号の記号」ということなのかもしれません。耳が痛い。

> 【5343】で『「わかる」とはどういうことか―認識の脳科学』
> 山鳥 重(ちくま新書339)という本を読んで「!」と思った部分
> をあげてみたのですが、「言葉は頭を整理する道具だが、音だけを
> 気分で使っていると、頭の方がそれに慣れてきて、頭の中を記号
> だけが流れるようになり、その記号の意味を問うといういう自然な
> 心の動きがなくなってしまう。」というところと関係があるように
> 思われました。
> やはり「自然を語る」世界だけに入り浸るのではなく「自然と語る」
> 姿勢が大切だなと思った次第です。

納得です。
(何を納得というのが、ちょと、つらい(・・;;; )

> > 私は、対人関係がちょっと苦手で、目の前に相手の顔があると、
> > 思考が止まりますので、その意味でもMLは助かります。
>
> そうなんですか?

はい。そうなんです。というか、ほんとうなんです。
雑談になりますが、、
20歳頃までは大変な赤面症?でした。話を聞くこともでき
ませんでした。目が合うと、「私の何を見ているのだろう、
どうして私と話すのだろう?どうしたいのだろう?」などと、
もう、余計なことばかりが頭の中を回り始め、結局は、早々
と逃げてしまってました。今は、それとは違って、「話した
いのだろうから、あまり私が話してはまずいな、きっと」と
考えて、結局は、話せなくなり、欲求不満が溜まります。
 MLでは、私が書いても、読み手は読まないという自由が
あるので、それほど迷惑がかからないだろうなと思うことが
出来、気が楽です。それで、いろいろなことを投稿できるよ
うな気がします。
 しかし、MLでも、対話的になると、それは一対一の様で
あり、やはり、「いいのだろうか、こういうことを言っても」
などとなったり、他者の目を気にして引き下がりたくなるこ
とが多いです。
もしかすると、MLに投稿される方には、私のように、実生
活では、遠慮がちな人が多いのかもしれません(憶測)。


> 前回、ゆとり教育から水関係への話題に流れていくスレッドで、ML
> がグチャグチャした時、わかりやすい例を引きながら、ゲンゴロウ
> さんが書いて下さった[4178]を読んで、何が問題になっていたの
> かが、ようやくわかり助かりました。読み手の立場を考えて、ずい
> ぶん時間をかけて書いて下さったんだろうなと、感謝しています。

そのように取って下さっていたのですか、、
ありがたいことです。ありがとうございます。

> いろいろな場面で、それぞれの人の持ち味が発揮される、面白いで
> すね(^^)。

ほんとに、いろいろな考えの方がおられ、おどろくこと
が多いです。違いは大きいのですが、真面目な姿勢の方が多く、
私も真面目でいようと思えます。

              ゲンゴロウ。。。







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