> >自然と向き合い本当に親しんでもらうには
> >言葉から離れることを教えるのがいいと思われます
> 関係あるかどうかわかりませんが、うまい・まずいの味覚は
> 明らかに幼児期に言葉で教えられて形成される部分が大きい
> と思います。
食文化も言葉に支えられているわけです
> 香りの強いものや苦み・辛みの強いものは特にそうですね。
> 岩手ではシドケ(モミジガサ)が特に山菜として好まれるので
> すが、関西人はまず食べられません。
> ドクダミの葉なども、日本人であれを好んで食べる人はまず変
> 人ですが、タイではごく普通ですね。
> 舌や鼻のつくりにそれほど差があるとは思われないので、これ
> はやはりうまい、まずい、と親が口に出して言っている言葉の
> 影響が大でしょう。
土地によって手に入れやすい素材も違うし
気候によって食べるべきものも違ってくるでしょうし
毒があって食べてはいけないものも言葉で伝えるでしょうし
そうした食文化はつまり人間の営む世界の内側であって
食する行為が人間世界と自然との接点・境界になるわけで
人間の世界からその外の自然の世界との境界までは
言葉で案内して連れて行くことはできますが
自然の中の一個の生物となり人間の世界から外へ出るのは
つまり言葉を省略していったその果てですね…
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