議員の採決にかんするご意見ありがとうございました。
たしかに本会議での採決は、形式的なものであり
党の拘束などもあり議員の本性がでないのかもしれません。
ですから、情報公開をすすめるオンブズマンのあいだでは
各種委員会の審議の公開が問題になっているようですね。
とはいえ、札幌にこしてきてまもない私は、
とりあえず札幌市議会の本会議での採決をしらべることにしました。
札幌市議会本会議の議事録には、
各議案、意見書案、決議案、陳情、請願、諮問にたいする
議決結果が公開され、どの会派が反対したのかもかかれています。
平成１１年度の札幌市議会では、いまのところ２回の定例会がひらかれ、
１２２の議決がおこなわれました。
そのうち７５の議決は全会一致で可決でした。
４７の議決では、反対の会派がいました。
札幌市議会の会派には、
自民L、公明K、民主D、新政クラブE、
社民S、市民ネットワークN、共産Cと無所属I
があります。
賛否がわかれた議決について、
会派のあいだで賛否がくいちがった回数の行列をしめします。
LK -
DE 1 -
S 9 8 -
I 20 19 25 -
N 18 17 11 34 -
C 35 34 26 35 21 -
自民Lと公明K、民主Dと新政クラブEはそれぞれ賛否がまったくおなじでした。
さて、どのような議決で賛否がくいちがったのでしょうか。
分岐学の方法をつかって、
ある会派（群）のなかで賛否が共有され、
その会派（群）とそのほかのあいだで賛否がくいちがう議案を、
会派の関係をしめす樹形図上に配置しました。
すると、つぎの５つが会派をわけるキーとなる議決だとわかりました。
１）ガイドライン関連法案（決議案）
２）丘珠空港の増便（陳情）
３）学校給食の民間委託（請願）
４）第５清掃工場新築の工事契約（議案）
５）予算案など札幌市行政のいろいろ（議案）
この４つの議案にたいする無所属をのぞく各会派の賛y否nです。
1 2 3 4 5
LK y y y y y
DE n y y y y
S n n y y y
N n n n n y
C n n n y n
（共産Cとその他をわけるキーはたくさんありすぎてしぼりこめませんでした）
私の意見は
1 2 3 4 5
n n y n y
ですので、一致する会派はありませんが、
社民Sと市民ネットワークNの採決行動を支持します。
地元の具体的問題について、最近の市議会での争点がわかってよかったです。
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