MLの皆様、こんにちわ。
浦和市在住、水崎です。
盆休みの最中に、MLサーバーにご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
さて、喜多さんのMLについて、言語の性格として使用されれば変化する、事を念頭
に置いて下さい。(だから、学名はラテン語なのでしょう?)
ところで、皆さんは古典落語がお好きでしょうか?郭話などいろいろおもしろい話が
ありますが、江戸、明治頃の文化を今に伝える貴重な話芸です。
しかし今、話芸を聞く我々の方がついていけなくなっています。
例えば、橋の上でのもめ事を話にした、たが屋にしても実際”たが”の解る人がどれ
ぐらいいるのでしょうか?
言語は、ある程度変化しても仕方がないのでしょうが、文化は伝えていきたいと思い
ます。
こうした伝で考えると、地名の改変は非常にまずいと思います。特に、役所が行政上
都合で変えることは許されるべき事ではないと思います。地域文化に対する冒涜だと
思います。
これを、強く感じたのは長野県のハクバ村の村名改変でした。
御存知無い方のために、蛇足ですが、、、、
白馬岳は、苗代(なわしろ)を作る時期になると、山の一部の雪が溶け黒い馬の形に
なります。
この黒い馬を見て麓の村では苗代を作りました。このように農事暦に山が関連する例
は、爺ヶ岳など各地にあります。
従って、白馬岳は、苗代馬の出来る山と言う意味で、古くは代馬岳(しろうまだけ)
と書きました。昭和初期までは、地図上もなっていました。
イメージが大切にされ、観光資源として”ハクバ”の字が当てられる様になり、何時
しか読みまでハクバになりましたが、元はクロウマなのです。
字面を変え、読みを変え、現在の生活に必要ない部分で自分たちの文化を切り捨て、
金に換える生活の様は、現在の日本人の象徴にしか見えません。
観光という言葉が、金になる。
同じように、環境、生態、と言う言葉が金になる世の中です。
せめて我々だけでも、本物は何かを、常に考え続けなければ行けないと思います。
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