[BlueSky: 5344] 、、、。。。


[From] "driad" [Date] Sat, 6 Sep 2003 03:30:56 +0900


----- Original Message -----
[BlueSky: 5341] Re:5340 玄米って 2 度

> 地球上のたくさんのサルたちはたぶん、虫とかも
> 必死にたべてるんじゃないでしょうか。
>
> そしてそれらおびただしい虫たちも逃げるのに必死です。
>
> 「生」とはそういうものですね。
>
> ちがいますか?

ちがいませんよ
そうやってそれらは
自らの生命を自ら賭して動くのに
自らの喰う物にちゃんと拘らずに
安全ならなんだっていいじゃん満遍なく喰えば
ってのはどうかなってだけです

> > 実は死亡率160%くらいですね
> > 生きながら死んだような人がいるでしょ
>
> この60%というのは、どのひとのことでしょうか?

100%が誰も皆なら60%も誰も皆でしょ
なぜ「100%」の方には疑問を持たないんでしょうか

「人は死ぬ」なんて当たり前のことを
わざわざ「死亡率100%」と書くってのは
数字で科学的な話の風を装うレトリックに過ぎないわけで
だからその60%は
その表記がレトリックに過ぎないことを明かしつつ
「死んでなけりゃ生きてるといえるんか」
という疑問を表現するレトリックに過ぎません

>
> あなたは、文章を書くことのリスクをお考えになったことが
> ありますか? もちろんあるでしょうね。
> それなら、せめて、よんでいただくためには、
> 句読点ぐらいまじめに打たれたらどうですか?

打たなくても読んではいただけているようですが…

ところでその「句読点」というのは
GHQ占領以後にようやく普及した約物でして
それ以前の公文書の代表として例えばこれ
http://www.geocities.jp/nakanolib/kou/kenpo.htm

明治のインテリ伊藤博文ちゃんたちに向かって
「セメテ句読点グライマジメニ打タンカイコノハゲ!」
とか注文してみるのもいいかもしれません…

> このぶしつけな文章に、どんなすばらしいご料理を
> ご用意いただけるのか、こころから楽しみに
> まっています。

ネットを駆け回って拾ってきましたが
さすがに明治製菓ではなく憲法ですので
珍味の部類でございましたでしょうか…

本棚から拾うほうが骨が折れるんですが例えば

「ところで、通常、毛筆書きの手紙や書には句読点を用いず、
近世まではこれらは必要とされることはなかった。それは言葉
の脈絡や関係が、毛筆の運筆の形状や間のなかに固定されてい
たからだ。ところが、近代になって活字による表出と交通が支
配的になると、肉筆のような流れと休止の表情を書字の形状に
同伴することが不可能になった。やむなくそれらは「、」や
「。」の記号となって飛び出してきた。この時、連続から終止に
至る無数の微妙なアナログな表記法は、連続か、読点による区
切りか、終止符による終止かの大雑把な三段階のデジタルな表
記法と化してしまった。
 現在でも、詩や歌など韻律に根ざす文芸の表記には句点や読
点は付されないことが多い。韻律、つまり言葉の疎密や濃淡を
記号によって区切るにしのびないからだ。」
(石川九楊『書と文字は面白い』新潮社p96〜)

そうなんですしのびないんです…

さらにはPC人口より携帯人口のほうが多いわけですが
携帯メールでせっせと文通に励んでいる人たちの間では
句読点が多様に肥大して「絵文字」と化してしまっており(^^)
「絵文字入ってなきゃ読んでやんないゴミ箱直行(^o^)/」
などといわれかねない状況でございますが(-_-;;;

こうして日本語環境が毛筆から活字をへて
なぜか「ゴシック体フォント」が多いデジタル環境になるなど
現代日本語は多層的で複雑なものになっているため
ここで今一度自分たちが何をしているのか
見直すのもいいものです
例えば電子メールも
「毛筆体フォント」で「縦書き表示」とかしてみると
別世界に見えたりしますが試されたことはおありでしょうか
そうなんです
手紙が電子メールになって成立したMLというのは
なにやら深刻に対話しているようにみえて実は
ぶんげー愛好家たちによる
口語自由詩の発表会だったのです…

>
> > 食というのはそんな次元の話ではないというてるんです
>
> どういう次元のお話ですか?

理屈を支えるのは身体であり
身体を支えるのが食である限り
食に理屈をこねるのは
次元が逆立ちしとるんでしょ

>
> あなたの最高のご料理をお待ちしています。

最高のごち評をお待ちしています


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