こまばやしです。
みなさん、こんばんは。
On Fri, 20 Aug 1999 12:02:43 +0900
yuichiro komiya <komiya@lsi.melco.co.jp> san wrote:
> 以前長峰さんが言われていたように、遺伝子組み換え技術は、
> うまく用いれば開発途上国の貧困層への食糧供給や、来るべき
> 将来の食料危機への有効な対応策となり得ると思います。感情
> 的に危険、危険といって研究開発の芽自体を潰してしまうので
> はなく、冷静に、なにがどう危険なのか、また、倫理的にも
> どういった問題があるのかを議論する必要があるんでしょうね。
同じことが(遺伝子汲み替え技術に対してだけでなく)「農薬」にもいえると
思いますが、いかがでしょうか。
確かに、農薬や除草剤といったものは有害なものでしょうが、「食料を不足な
くつくる」ためには必要不可欠な部分もあるはずです。
「農薬は体によくないんだー!!」ということで、むきになって「無農薬」を
追いかけるのはどうだろうか?と思うのです。
私達が飢えないために必要な農薬もあるはずです。
たとえば、(極端な例ですが)日本中の水田の稲がなんらかの病気にかかり、
薬(農薬)を使わないと今年は米がとれない!となったとき、「農薬はよくな
いんだー」として農薬をまかず、米が一粒もとれなかったら、、、、、
#現実的には米が一粒もとれなくても、どうにかなってしまうのでしょうが。
使いすぎの農薬はよくないです。
ただ、農薬が今まで私達の食料のためにどれだけ役立ってきてくれたかという
ことも頭に入れて、より安全な食料を得ることができるように(できれば農薬
は使わなくてもいいような農業の仕組みを作れるように)、様々な議論をし、
実践をしていくべきだと思っているのです。
今は、どうも、農薬の必要性からは目をそむけているように思えます。
物事をある一面からしか捕らえていなくはないでしょうか。
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KOMABAYASHI Kanade
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