[BlueSky: 5271] Re:5254 「環境保全」という言葉


[From] "gengorou" [Date] Fri, 1 Aug 2003 00:15:53 +0900


須賀さん、ゲンゴロウです。

須賀さん:
> 自然環境の「保全」とか「保護」ということばについては、
> これまでこのメーリングリストでみなさんをうんざりさせる
> くらいしゃべってきました。
> もしかしたら、これらのことばは、みなさんとわたしの
> あいだにとても大きな「理解の蜃気楼(ミラージュ)」が
> うまれていることばのひとつかもしれませんね。

> ゲンゴロウさん:
> > つまり、「自然環境」には、保全や保護や救済や維持という
> > ことより、邪魔をしないというか、バカにしないというか、
> > (・・・なんだろう?・・・適当な語句が見つからない。。。
> >  うがった私には、自分を抑制する言葉がないのか?)

須賀さん:
> ほんとに、もっといいことばがないものだろうか、と思います。
> わたしは、とりあえず、ほかにことばがみつからないので、
> 邪魔しない、あるいはバカにしないといった気持ちもたくさん
> ふくんだものとして、「保全」ということばをつかっています。
> というより、そのことを説明しなくてはわかってもらえない、
> ということに、ゲンゴロウさんのご意見を拝読してはじめて
> 気がつきました。
> これは相当にわかりにくいイメージなのかもしれませんね。
> わたしには盲点になっていました。
> ありがとうございました。

恐縮、、です。
私の投稿は、思ったままを書きました。
なんか、須賀さんに、嫌な思いをさせたような気もしています。
須賀さんは、少しも、対象にしていませんでした。。
釈迦に説法のようになってしまいます。
「自然保護」という言葉があったので、単純に、
それを私はほじくり返してしまったわけです。
私は、須賀さんを、なんか人として理想的な人だな、と思ってますので、
須賀さんの中で「自然保護」は、私が言うようなうがったものではないと
十分に分かっているつもりです。
もちろん、公務員の件に関してもそうですが、あえて、
思ったことをそのまま書いてしまいました。
MLは、様々な方がいるので、それを念頭に書くと、
但し書き、例外、場合などが多くなり、まったく書けなくなるので、
あえて、そのまんま書きました。

−−−−
本題に、、

自然環境と人の関わりはとても難しいことで、まだ、これだという
結論は出ていないと思います。結論などないのかもしれませんが。。。
自然自体、また人自体、さらに、その関わり自体が難しいせいで、
とても曖昧になってしまうようです。。
分からず屋、勝手な人が多いのではなく、
その対象自体が難しいような気がします。

須賀さんが、おっしゃるように、「自然保護」という言葉の
印象から、謙虚さある保全・保護を感じるのは、人によっては
分からない人がいる気がします。
まあ、そういう人には、単に「自然保護」で受け取られていても、
なんにも考えないよりは、いいので、とりあえず、
自然保護はそれでいいと、しかたないから、そうも思います。

ただ、ちょっと、考えてますが、
「自然を保護しよう!」に対しては、
「自然に可愛がってもらおう!」なんか、どうでしょうか。。
やはり、だめですかね〜(。。)

禁止標語に対して許可標語があるようです。
「廊下を走るな」ではなく、「学校の中では急がなくていいよ!」
「走ると、ぶつかって危ないよ。」なんてあるし、
「みんなが使うトイレ!汚すな!」に対して、
「きれいに使ってくれてありがとう」とあったりします。
さらに、私の経験ですが、ズーラシアで猿にドングリを
ポンポン投げていた時、学生さんから、
「大丈夫ですよ!エサを上げなくても」
と、注意され、参ったな〜と思いました。

そういえば、そういったルールに対しても、
「ルールを守ろう」なんて標語がありますが、
この守るは遵守の意味ですが、「自然保護」なんて
いうのも、「自然は大切自然を守ろう」があり、
押しつけのように受け取られかねないかもしれません。

本来、ルールに関しても、私たちは「ルール」に
守られているわけで、ルールを守ることで、
ルールに守られる。。
あなたの座右の銘は?と聞かれて、
一つだけ上げる人がいますが、
私なんか、座右の銘は人生に溺れない
浮き袋のようなもので、
たくさん持っている。
ルールもそういうものではないだろうか。

また、ルールは、なんかギブ&テイクの関係があり、
自然のそれと似て、相互依存のような関係があるようです。

相互依存といえば、
協力的な集団の典型的な標語と言えば、
サッカーで使われる、あの三銃士の誓いの言葉、
「一人は皆のために、皆は一人のために」が
ありますが、これも、
自然の中に人が含まれるからか、
同様なことが言えそうです。
「人は自然のために、自然は人のために」
とでも言えましょうか。。。
でも、これって「自然と共存」という言葉が
ありますので、それがそれのようですね。
(いろいろ、、むずかしい。。。)

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        ゲンゴロウ
gengorou@m08.alpha-net.ne.jp
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