度々済みません、葛貫です。
山口さんwrote:
> なんだか今更海外の研究者に周知の事実を言われるとしらけますね。
> 既存データをまとめただけのお話です。
10年以上、御自身のフィールドとして調査、研究していらした
山口さんが、そう感じられるのわかるような気がします。
でも、日本の行政機関やマスコミって、海外からの指摘に弱くあり
ませんか?
海洋環境に関する「国際会議」で、世界の主なさんご礁18カ所の
うち、おたくはワースト3に入っているよ、ちゃんと見ているんだ
から、これからもモニタリングするつもりだし、毎年、発表しちゃ
うよと、言われてしまったら、環境省等、本腰を入れて取り組むよ
うにならないでしょうか(^^;。
> フロリダ周辺のサンゴ礁でセラチア菌が
> サンゴの1種の流行病の病原体となって、大量死滅が進んでいる
> ことです。人間が出した排水が直接の汚染源であるらしいので、
> 同じことが沖縄や奄美で起こっても不思議ではありません。
> 近場の沿岸でサトウキビ畑に囲まれた干潟の砂の中には
> 驚くほど何もいません。バクテリアの原始の世界に戻った
> のではないかと思われるくらい、いるべき動物たちがいません。
> そこではほんの10数年前に貝がザクザクと掘れていたのです。
レイチェル・カーソンの「沈黙の春」が思い浮かぶような情景です
ね。化学物質が原因なのでしょうか。
最近、漁港漁村建設技術研究所というところの平成12年度の調査研
究報告を読みました。
(何が届くかわからない、福袋のような仕事をしているんです(^^;)。
その報告書の中で、漁村の生活を豊かにするための方策について、
何例か検討されていました。もう手元にその本はなく、細かい部分
の記憶は定かでないのですが、「環境・衛生管理型漁港づくり」や、
「ブルーツーリズム」等が漁村振興策としてあげられていました。
南房総国定公園に指定されている伊戸地区での、海と陸、両方の自
然を味わってもらう、グリーンツーリズムとブルーツーリズムを
カップリングさせた観光の推進による地域の活性化の話が面白かっ
たです。
その地域に、プロモーターとなる人物がいたり、グループがあると、
このような観点から、海へ垂れ流さず排水処理施設をつくりません
か、農業のやりかたを見直してみませんかという方向へ話を持って
いけたりするのかな、と思いました。
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