[BlueSky: 506] 青空MLの「自由な気風」 Re:478 教育と平和に関する雑感


[From] Ken Goto [Date] Thu, 19 Aug 1999 14:42:03 +0900

和尚さん、喜多さん、山本さん、青空MLの皆さん
                        後藤@帯畜大です。

和尚さん、西国行脚、おつかれさまでした。

2、3日前まで管理人権限みたいなことを巡った話題がありましたが、ここで、
管理人グループの一員という立場を離れて、僕は(したがって、すべてのメンバー
が)どういうことが言えるのか、という点について述べてみたいと思います。

つまり、青空MLの趣旨や運営方針に述べられていること(青空MLの精神、こ
ころ)だけを頼りに発言する、ということです。

後述のように、「管理人権限」みたいなものを制限するところに、青空M
Lのこころ、があるように感じています。

・・・管理人発言であれば、ここは、「あるように感じています」ではな
く、「あります」となるところでしょう。ややこしくて、すみませ
ん。

さて、

和尚【478】:
> 雑感のつもりが大長文になりました。興味の無い方は捨てて下さい。
> 何か私ってまたまたMLの雑音に成ってる気がしてきました。
> 時々にしますし,運営方針には触れませんから強制退会させない
> でね・・・・

和尚が「MLの雑音」なら、僕は「MLの*音」という気をもてばよいのでしょ
うか?

まず、青空MLの趣旨文から抜書きしておきますね(以下の三つの●)。

***********

●(青空MLは)環境問題に関心をもつさまざまな立場のひとびとが出会い、自
由に語りあい、ともに学びあうためのメーリングリストです。

●そこで、そんな願いをもったさまざまなひとびとが出会い、ともに学び、知恵
を自由に出しあえる広場となるよう「環境自由大学 青空メーリングリスト」
をつくりました。

●普段の生活で感じている素朴な疑問から、学問的、政治的課題、あるいは楽し
い思いつきまで、幅広い話題を歓迎します。だれかがあることを発言して、そ
れにこたえるひとがいれば、それが本MLでの話題になります。ぜひ、御気軽
に発言してみてください。

***********

環境問題について【ともに学び、知恵を「自由に」出しあえる広場】こそ、青空
MLの精神であることがうたわれています。「運営方針に触れる」とは、したが
って、自由な気風を「著しく」損ねる発言、ということになるのでしょう。

・・・「著しく」という言葉をわざわざ着けたのは、まぁ普通に発言していれ
ば、普通は「著しく」損ねることはないだろう、という意味合いを込める
ためです。「損ねる」かなぁ・・・、とメンバーが必要以上に(神経質に)
気にするような気風になったら、自由な気風とは言えないですからね。

「著しい」ことの典型的な例が、運営方針に明記してある(営利目的を除
く)唯一の禁止条項↓なのでしょう。

●ほかのひとへの人格攻撃や誹謗中傷をしてはいけません。

したがいまして、「MLの雑音」は、【自由な気風を「著しく」損ねる発言】に
限定されることになるでしょう。↑の典型例のほか、何がそれに該当するのか、
それは青空MLメンバー、個々の自主的判断に任されている、といってよいので
はないでしょうか。もちろん、他の「典型例」が頻出するようになれば、運営方
針に明記されるようにもなるのでしょう。

・・・よろしいでしょうか? ===> 管理人グループの方々へ

というわけで、和尚さんのように気の大きな方が「MLの雑音」を自称するとい
うことは(ジョークではあると思うのですが)、僕のように気の小さなものの発
言意欲を殺ぐ、という効果を持つのかもしれませんよ。したがって、「MLの雑音」
自称は、【自由な気風をほんのチョッピリ損ねる発言】になるかもしれませんが、
もちろん、【自由な気風を「著しく」損ねる発言】にはなりません。

なお、【98】も読んで頂くと、運営方針をよりよく理解できるのではないか、
と思います。便宜のために、一部を再録します。

後藤【98】:
> 青空MLは自由闊達な議論と対話を本旨としています。
>
> したがって、管理人グループの誰かが議論に参加したり、話題を提供したりする
> 場合、あくまでも青空MLの一メンバーとして(他のみなさんと全く対等な立場
> で)発言します。
>
> したがって、また、議論の軌道修正みたいなことを「管理人グループとしては」
> 行いません。一メンバーとして軌道修正に努める事態も出てくるや、とは思いま
> すが、こうした努力は、他のメンバーの方々も同じようにして頂けるものと期待
> しています。
>
> もちろん、他の4名の管理人も同じ筈です。
>
> なお、本メールは、他の4名の管理人の事前了解を受けることなく、「後藤@管
> 理人グループ」個人の責任で書いています。管理人グループの協議を経て発言す
> る場合には、例えば、
>
> やまもと@管理人グループです。管理人グループを代表して発言します。
>
> というような形態をとることになるでしょう。

このように(後藤@発起人(兼管理人)グループさんが述べているように)、青
空MLでの対話と議論では、管理人であろうがなかろうが全く関係ない、という
ことです。

管理人グループは【自由な気風を「著しく」損ねる発言】に対してのみ「注意・
勧告」のような「制限」をつけるに過ぎないわけですから、対話や議論のテーマ
や方向性を決めるのも、【自由な気風を育てていく】のも、青空MLの個々のメ
ンバーの主体性、つまり「自由と責任」に任されている、といわざるを得ないで
しょう。

以上、青空MLの「こころ」から導かれることを個人的に(管理人グループの一
員であるという立場を離れて)述べてみました。

後藤 健
=========================
生命を考える http://www.obihiro.ac.jp/~rhythms
帯畜大 生物リズム学 Phone (& Fax): 0155-49-5612


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