山口さん 土田さん みなさん
須賀です。
山口さん:
> 大手は環境省のお先棒を担ぐ御用団体となっているのではないか
> という印象をもっています。民間の支持基盤が弱いからでしょうが、
> この辺はどこかの政党に良く似ていますね。
なるほど。もし仮にそれが印象だけの問題だとしても、すくなくとも、
広報のやり方にもっといいやり方がないか、考えてみる余地がある
ということになりますね。これは僕のような仕事をしている者にとっても
関心のあるテーマです。
土田さん:
> 他にも幾つか経験しましたが、要は小さな力を大きくする為には、
> 仲間が必要ですが、多くになるとそれはそれで難しい側面も出てくる
> という痛し痒しの状況があるという事です。
それはありそうですね。欧米の大きな環境団体が捕鯨について柔軟な
態度をとれないのは、民間の支持基盤を失うのがこわいからだ、という
説をきいたことがあります。そういうなかで異論をとなえるのは、勇気が
いるでしょうね。
山口さん:
> でも、大学教員が広報担当者として働かざるを得ないために研究
> する時間がとれないような、日本の全体的な資源配分のしわ寄せの
> 結果生じている貧困も困ります。
そうですね。環境の分野に限らず、日本の社会は、創造的な組織を
効果的に運営する方法をもっとプラグマティックに研究する必要が
あるんじゃないかと思います。いかに能力にすぐれ根性のすわった
サムライたちがそろっていても、「精神論」だけではどうにもならない
こともありますからね(笑)。
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須賀 丈(すかたけし)
長野県自然保護研究所
電話026-239-1031
Fax026-239-2929
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