[BlueSky: 4887] ダム  Re:4885 須賀殿


[From] "suka" [Date] Fri, 21 Feb 2003 12:33:37 +0900

土田さん みなさん

    須賀です。

有明海のことについてのご意見、興味ぶかくよませていただきました。
僕は、現場のことをほとんど何もしりませんので、とらえどころのない
フワフワしたことしかいえません。ぼんやりと思うのは大型ダムや有明海
の堤防のように大規模なものをつくってしまうと、あとでトラブルが出てきた
ときに、原因の究明も問題の解決もむずかしくなり、予想外にコストが
大きくふくらんでしまうことがあるなあ、ということです。

たまたまですが、知人からこういうセミナーの案内がおくられてきましたの
で転送いたします。地球温暖化対策のなかで、クリーン開発メカニズム
(CDM)というのがあります。先進国が、途上国で温暖化対策をやって
排出量を削減し、その分を取引して自国の削減量にしてもらうという方法
のようです。

それで、途上国で水力発電用の大型ダムをつくることでこの削減量に
算入しようと動きが活発になっている。そのことを問題視している団体が
このセミナーを企画したようです。よくは知りませんが、主催団体の気候
ネットワークとFoE Japanは、「元気だなあ」という印象のある環境団体です。

> ====================================
>
> (転送歓迎)  (転送歓迎)  (転送歓迎)  (転送歓迎)
>
>
>            公開セミナーのご案内
>     『沈黙の川』著者 パトリック・マッカリー氏来日講演
>
>        「大型ダム」は果たして温暖化対策なのか?
>       ――温暖化防止と社会的観点からCDM利用への問題提起――
>
>
>  京都議定書では、国外で温暖化対策事業を実施するクリーン開発メカニズム
> (CDM)・共同実施(JI)の利用が認められました。これらは排出量取引と合わ
> せて「京都メカニズム」とよばれていますが、利用すれば国内対策を緩めるも
> のとなるため、諸外国での事業は、真に温暖化防止になり環境によいものに限
> 定し、抜け穴とならないようにすべきだと指摘されてきました。そのような背
> 景から2001年のマラケシュ合意では、原子力事業が対象外とされています。
>
>  一方、大型水力発電を目的とした「ダム」は対象外とはなりませんでした。
> そのため、CDM事業などで大型水力発電事業を途上国で行い、二酸化炭素の排出
> 枠を獲得しようとした動きが活発化しています。しかし、大型ダムは、地域社
> 会や環境に大きな影響を与えるだけでなく、実際には二酸化炭素の排出量を削
> 減せず、逆に排出源になる可能性が指摘されています。そのような事業にクレ
> ジットが与えられれば、京都議定書の効果を大きく損なう危険性があります。
>
> 今回は、昨年10月に行なわれたCOP8のなかで、報告書「Damming The CDM」を発
> 表したアメリカのNGO・国際河川ネットワーク(International Rivers Network)
> から、パトリック・マッカリー氏をお招きし、大型水力発電を目的としたダム
> がもつ問題点を気候変動の観点からお話していただきます。また、京都議定書
> のもつ地球温暖化の防止効果を損なうことなく、かつ、途上国の持続可能な開
> 発を促していくために、今後何が必要とされているのか、意見交換の時間も設
> けたいと思っています。ぜひ、この機会にご参加ください。
>
>
>  ◆日時: 2003年3月13日(木) 午後6時半〜8時半
>
>  ◆場所: 東京ウィメンズプラザ 視聴覚室
>   (東京都渋谷区神宮前5−53−67 TEL:03-5467-1711(代)
>    地図→ 
http://www.tokyo-womens-plaza.metro.tokyo.jp/contents/map.html
>   JR山手線・東急東横線・京王井の頭線:渋谷駅下車徒歩12分
>   営団地下鉄銀座線・半蔵門線・千代田線:表参道駅下車徒歩7分
>   都バス(茶81系統・渋88系統):渋谷駅からバス4分青山学院前バス停下車徒歩2
分)
>
>  ◆参加費: 一般1000円 / 会員500円
>
>  ◆講師: パトリック・マッカリー氏(米NGO・国際河川ネットワーク)
>
>  ◆主催: 気候ネットワーク/FoE Japan
>
>  ◆問い合わせ:
>  ※事前申し込みは必要ありません。直接会場へお越しください。
>
>     国際環境NGO FoE Japan(担当:松本)
>       TEL:03−3951−1081 FAX:03−3951−1084
>       E-mail:aid@foejapan.org
>       WEB:http://www.FoEJapan.org/aid
>
>     気候ネットワーク東京事務所(担当:平田)
>      TEL:03−3263−9210 FAX:03−3263−9463
>      E-mail:khirata@qb3.so-net.ne.jp
>      WEB:http://www.jca.apc.org/~kikonet/
>
>
>
> ■◆★■◆★■◆★■◆★■◆★■◆★■◆★■◆★■◆★■◆★■◆★■◆★
> ★■◆★■◆★■◆★■◆★■◆★■◆★■◆★■◆★■◆★■◆★■◆★■◆



▲前の記事へ ▼次の記事へ △記事索引へ △青空MLトップへ

(注)この記事が最新である場合,上記「次の記事へ」はデッドリンクです。