須賀殿 土田です。
少し長いですが、引用します。ある所に有明海問題の対策として送った分の一
節です。
当然の様に無視されました。この考え方が正しいのか、只の奇抜なアイデアな
のか、検証する手段を私は持ちません。とはいえ先ず引用します。
→
私は、2つの方法論を考えました。どちらも海上に施設を浮かべるというもので
すが、ちょっと見には奇策に映るかも知れません。しかし、どんなに奇妙に見え
ても、理屈が正しいものは正しいのだと思います。
その一つは、浮かぶ浄水場とでも呼ぶべきものです。古いタンカーでもフロート
を付けた設備でも構いません。水道の浄水場の小さな物を作り、フロートによっ
て浮かせます。海底の泥を汲み上げ、浄水場方式で、泥を除いて海に返してやり
ます。汲み上げの際目の大きさの異なるフィルターを通し、砂・貝等は選別の上
海に返し、異物は除去します。泥は焼成し別の用途に用います。
この考え方、実は島原の「水環境科学研究所」が取り組んでいます。毎日新聞で
読み、調べて電話してみました。ここも最初は、諫早湾潮止め堤防を主犯と考え
ていた様ですが、次第に違うと考える様になったそうです。ここで作っている装
置については良く判りませんが、大元は長崎県ではないかと思いますので、辿れ
ば調べられると思います。
今一つは、大きなイカダ状のものを想像されると良いと思います。双胴船を利用
しても良いかも知れません。貝をここで養殖する訳です。特に異常にプランクト
ンの発生している場所では、海の浄化にも大きく寄与するものと思います。海底
が砂に戻れば良い様なものですが、海苔養殖の酸処理が貝の減少に大きく影響す
るという指摘は無視できないと思います。
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この他に、ダムに関するアイデアを一件提示しました。ダム湖上流に取水口を設
け、ダムに流し込む分と下流に流す分を分離するというものです。下流に流す分
についてはダムの底にパイプ等を通すかトンネルを掘るか、ダム外周を通すか、
方法は幾つかあるでしょう。
ダムの底に川を流すと言ったら商工会議所の人は即座に吹き出しました。
これが可能なものかどうかという議論は別として、政府・自治体等の関連の環
境関係の機関或いは会社が提案すれば、実現するでしょう。
個人が発案すると無視されるか、部分的に使われるか何れかでしょう。
とこれは、別件で尽力した際に唯一会ってくれた役員の方の弁です。
その案件は、持ちかけた企業は、私の知らない所で手をつけていました。私の
弟は私のアイデアを笑いましたが、本人の勤める会社は、元となる技術を持つ企
業にこれまた接触していました。
他にも幾つか経験しましたが、要は小さな力を大きくする為には、仲間が必要で
すが、多くになるとそれはそれで難しい側面も出てくるという痛し痒しの状況が
あるという事です。
このMLを見て、それを参考にしている人達もいるかもしれません。
そういう事が平気で起こっている事を、幾つも見ましたので、須賀さんの話
は、大事ですが、覚悟のいる話の様に思えます。
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