[BlueSky: 4854] Re:4853 水素自動車


[From] "北川 誠二" [Date] Fri, 7 Feb 2003 16:03:07 +0900

北川です。
書いている途中で、誤って送信ボタンを押してしまいました。

質問に対する回答としては、専用に栽培されたものやバイオマス
を使用した場合は、限りなく0に近いでしょう(栽培にコストを
かけなければ)。現実には、脱硫する工程があったりして、
大気中に微量に含まれている硫黄を濃縮したかたちで取り出すことになります。

【質問】これは、浄化しているのですか。環境に負荷をかけているのですか?

それに対して、化石燃料を原料としている場合は、燃料電池の原料として
使うほうがエネルギー回収率が上がる分、燃焼させて動力を得るより、
環境に対する負荷を軽減させられると考えてよいのではないでしょうか。
(燃費のいい車が環境かける負荷がすくないのと同じです)

----- Original Message -----
From: "北川 誠二" <kitagawa@ssas.co.jp>
To: <bluesky@sv2.humeco.m.u-tokyo.ac.jp>
Sent: Friday, February 07, 2003 3:43 PM
Subject:4853 Re:4852 =?ISO-2022-JP?B?GyRCP2VBRzwrRjA8VhsoQg==?=


> 北川と申します。
> 初登場です。
>
> 一般に、水素を含む化合物(メタノールなど)を改質して水素と炭酸ガスを
> とりだします。
> メタノールを製造するときの環境負荷と、改質するとき、さらに水素を酸化させ、
> エネルギーを回収するときの負荷ということになりますが、バイオマスや
> 燃料用に栽培されたものを原料とするとき、環境に対する負荷はほぼ0
> と考えてよいでしょう。
> 次に、石油や天然ガスからメタノールをとる場合、最終的に化石燃料
> を酸化させエネルギーを得るわけですから、環境に負荷はかかります。
> 原油からガソリンや軽油、重油を分離するコストとメタノールを生成する
> コストの違いはわかりません。
> つぎに、生成されたものからエネルギーを回収する時ですが、
> 通常の燃焼で得た熱エネルギーを電力に変える場合は40%程度
> 回収率になります。
> メタノールを燃料電池として、直接電力を得る場合も40%ですが、
> 大規模な発電などでは、廃熱も利用でき、最終的には80%程度回収
> できるといわれています。
> しかし、ご質問にある、自動車の場合ガソリン車でエネルギー回収率が
> 30%程度なのに対し、小規模で廃熱を利用するものが作れなければ、
> 燃料電池車で40%程度ということになるでしょう。
>
>
>
>
>
> ----- Original Message -----
> From: "長縄 源太郎" <nawagen@now.mfnet.ne.jp>
> To: <bluesky@sv2.humeco.m.u-tokyo.ac.jp>
> Sent: Friday, February 07, 2003 2:12 PM
> Subject:4852 =?ISO-2022-JP?B?GyRCP2VBRzwrRjA8VhsoQg==?=
>
>
> > 長縄です。
> > 水素を動力源にする車がもてはやされそうですが、大量に水素をつくるにはどう

> う
> > 方法で,どれぐらいの環境負荷が発生するのでしょうか。どなたか教えてくださ
> い。
> >
> >
>
>


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