>世界的な食糧危機になれば,日本人も食事のパターンを変えざるをえない。
>家畜のえさにまわしている国産飼料穀物は人間が食べるとすると
>2000カロリーを供給できる。
>日本の伝統的な食生活を構成する食品の自給率(98年度)は、
>米95%,野菜84%魚介66%、
>金額ベースでみれば、自給率は70%である。
世界的な食糧危機になれば、物価は急騰し、
必然的に世界的な経済恐慌になると思います。
するとほとんど貿易は出来なくなるでしょう。
そうすると、工場は動かない→化学肥料も農薬も作れない
石油がない→農業機械動かない、流通も止まる
畜産飼料輸入できない→ほとんどの堆肥もつくれない
ついでにほとんどの「種」もない
(もちろん漁船も動かない)
従って、食糧生産力は、ほぼゼロになると考えられます。
>だから日本の農業は過少評価されている。
>日本の農業は弱いという先入観が農政の混迷をもたらしている。
実際は日本の農業は過大評価されており、
すでに食糧は完全輸入品と考えるべきでしょう。
現在の食糧自給率が計算上40%であろうが70%であろうが
関係ありません。
食糧危機を生き延びたければ、農業のあり方を根本的に
替えるか、ほとんど食糧がなくても生きていける身体をつくる研究を
するべきでしょう。
何れにせよ、現在の人口を維持できるとは私にはとても思えません。
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| 荻野 行雄 ogino.yukio@nifty.ne.jp
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