[BlueSky: 4820] Re:4819 献血の考え方


[From] "takekuro" [Date] Sun, 2 Feb 2003 10:59:04 +0900

おはようございます。

邑瀬さん、ありがとうございます。
以下に、読売新聞の記事を引用します。

*******
昨年1年間に献血した延べ約578万4000人のうち、
エイズウイルス(HIV)に感染していたケースは延べ82人
(男性78人、女性4人)に上り、14年続けて前年を上回り
過去最多を更新したことが31日、厚生労働省のまとめで分かった。
厚労省は「検査目的で献血している人が増えている可能性が高い」と推定。
HIVについては、献血の検査で感染が判明しても本人には通知しておらず、
同省は、検査目的での献血をしないよう改めて呼びかけている。
献血の検査でHIV感染が判明した件数は、1987年が延べ約817万人のうち
同11人、88年が同797万人中、9人。ところが、89年以降増え続け、
献血10万人当たりの感染数は、88年の0・113人から、
昨年は1・418人と10倍以上になった。(読売新聞)
********

1年で献血者からのHIV感染者は、10倍になっているそうです。
厚労省が、「検査目的で献血している人が増えている可能性が高い」と
推定しているだけですが、他の原因はここから何が読めるでしょうか?
急速な潜在的蔓延でしょうか?偶然でしょうか?次の年の統計はどうなる
のでしょう。

全ての人が献血に行くわけではありませんから、献血する場所での
指摘になるのでしょうが、うろ覚えですが、確か、最初にするアンケートに、
HIVの検査の通知をするかしないかの項目があったように思います。
(注:うろ覚えなので、誤解の場合もあります)
もしかすると、心理検査の嘘をついているか調べる項目のようなことで
入れているとしたら、それも結果的には嘘になります。
どうせ嘘をつくなら、通知しないといいながら、陰で通知してくれて
いるほうが親心の気さえします。

その項目は、献血者はよけい通知が来ると、勘違いする可能性が
ありますし、聞かずじまいで行われてしまう可能性もあります。
現場では、よほど通達されないと、もれてしまい、チェックを通り過ぎて
しまう場合もあります。同じ組織でも支店が多くあると、チェックなどに
ばらつきが生じるものです。

厚労省の啓蒙ではなく、読売新聞が報道したところですから、
献血をしない人にとっては、知らずのうちに事が運んでいる
ことになります。(何事も大体はそういうものですが。)
献血をしない人も、献血を受ける可能性はあるわけです。

黒田長宏













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