こんにちは、葛貫です。
driadさんwrote:
> つまりもっとましなものを食べたことがない
> あるいはもっとましなものを常食できないという
> 貧困が問題なのであり
> 貧困は一般に社会悪とされております
> 貧乏大衆に「まずく感じない」激安食を提供しているいい企業でしょ
> ということになっております
そうですね。
この裁判は米国の話なので、そういう面もあるのだろうなと思うの
ですが、日本で安売りハンバーガーを多食する人は、何に自分の時
間とお金を注ぎ込むかという選択をする時、食の優先順位が低いと
いうこともあるのではとも思うのですが、どんなものでしょう。
> 味覚・自覚をつければいいだけです
今回の判例は、自覚を促すきっかけになっただろうなと思います。
自分や子供達のことを省みると、味覚に関しては自信が持てません。
年末にダイニングルームの天上についている72Wの蛍光燈のインバ
ーターが壊れて、新しい物に変えるまで1週間ほど小さなクリプト
ンランプの明かりで夕飯を食べたのですが、風邪ぎみで鼻詰まりだ
ったこともあり、はじめのうちは、何を食べているのかよくわから
ないという感じでした。視覚・嗅覚が頼りで、食感や味覚で何だか
判断することって、結構、難しいのだなだと改めて思った次第です。
これって甘口のカレー?、ハヤシ?、てきとーに残り物まぜてるの
かもよ(ピンポーン!)という子供達の会話、面白かったです(^^)。
> 製造者からファストフード・ジャンクフード税が徴収され
> 給食・スローフード等へ還元されるようになると思われます
給食でスローフードをだしても、食べ慣れていない子は箸をつけず
に残してしまうこともあるようです。
養おうと意識して食事をつくらないと、味覚を養いそこなってしま
うのでしょうね。
感覚を鍛え、本物を知っているひとなら、贋物に気づくことができ
るのでしょうが、表示や情報により「本物」だと信じ、対価を支払
っているというのも、摩訶不思議な状況ですね(^^;。
最近、NatureのBionewsで「脳:昔は夢も白黒だったよ」
http://www.appliedbiosystems.co.jp/website/SilverStream/Pages/pg33A1.html?NTNEWSCONTENTSCD=66558
という話を見かけました。
時々、色だけではなく、音、匂い、味、触覚も、ものすごくリアル
な夢を見ることがあって、醒めきるまでしばらくぼーっとしてしま
うことがあるのですが、こういう夢に出てくる感覚は、過去に経験
したことのあるものなのでしょうね。
規格化された大量生産品でまかなわれるようになると,夢の中に出
てくる感覚もその大量生産品で味わった範囲のものが多くなり,
夢の質感を他者とより容易に共有できるようになったりするのかし
らん等と思いました。
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