[BlueSky: 475] Re:427 子供の遊び


[From] kitapp@elf.coara.or.jp (Katsumi) [Date] Tue, 17 Aug 1999 12:52:54 +0900



> 喜多さん【410】:
> > 最近の小学生の「戦争ごっこ」って言う遊びには,どんなのがあるのかな。ゲーム遊
> > びかな。そう言えば「動物苛め(私は,とんぼ取り,金魚すくい)位で,ひ弱で余り
> > ようせんかった),これは案外短所かも)」  
>
> トンボ取りや金魚すくいは、動物苛め、とは普通はいわないように思います。
> 僕が、動物苛めで思い出すのは、カエルに小さな石粒をたくさん詰め込む、とい
> うような「大人からみると」残酷なことを、面白がって平気でやったことです。
>
> 火あぶりの刑とか。
> 脚を一本一本引き千切っていったり(ザリガニ釣りでは、ザリガニ自身の脚や殻
> をひきむしって餌にすることがあります;大抵は近所の魚屋さんから、魚の頭を
> 貰って来て餌にした;隣の兄ちゃんは、釣ったザリガニを庭で天ぷらにして食べ
> ていました。近所に、田圃のための関(ため池)があって、そこが絶好の釣り場)
>
> ・・・小学校高学年の時ですが、子犬を拾って来て、校舎3階の倉庫に隠してた
> ことあります。担任の先生(女性)に見つかってしまいましたが、な、な
> んと、その子犬を鷲づかみにして3階から放り投げてしまいました。
>
> これはもう「大人の配慮」が全くない暴挙です。この先生は高学年の3年
> 間ずっと僕の担任でした。だから、しょっちゅう、喧嘩してたことになり
> ます。
>
> さて、戦争ごっこのうち、比較的軽い遊びに「肉弾」がありました。陣取りゲー
> ムの一種です。
>
> ・・・広場(更地)に、5m×10mぐらい(?)だったかな(大きければ大き
> い程よい)楕円形を歪めたような思い思いの枠を棒でこすりながらかいて
> 行きます。そのすぐ内側に、もう一つの枠を思い思いに描くと、この枠で
> 囲われた部分が通路になります。ところどころ太くして休憩地にしておく。
> 一方のグループ(A)は、内枠の内部にいて陣地を守ります。他方(B)
> は、通路に沿って進行して行き、内枠の入り口部分を突入してから、内部
> の陣地に足を踏み入れようと試みます。
>
> Aは、Bを排除しようと、通路を進行するBに対して押したり突いたり、
> 内部に入られてからも陣地を踏み入れられないよう抵抗します。通路の外
> に追い出されたら失格です。
>
> グループ分けはたいていジャンケンです。
>
> 最も過激だったのは、石投げです。手榴弾投げのつもり。一つの野原を挟んで、
> 両側には窪地があります。相手方をめがけて、石を投げ合います。石の大きさに
> 制限はありません。
>
> ・・・僕は姉二人の末っ子なのですが、やめろ、とは母親にいわれませんでした。
> 僕の息子が、このような遊びをしてたかどうかは知りませんが、仮にして
> たとしたら、やめろといわない勇気があったかどうか自信ありません。危
> 険過ぎます。
>
> 泣きながら「こ〜んな大きな石にぶつけられちゃったよぅ」と帰っても、
> 男の子なら仕返ししてらっしゃいといわれるだけ。でも、僕は泣き続ける
> だけでした。やはり姉二人、叩かれ強くはなかったのでしょう。
>
> いずれにしろ、野蛮な遊びですね。でも面白いから次の日にはまたやった。
>
> こうした「野蛮な遊び」のどこに教育的意義があるのか、、、僕にはよく分かり
> ません。ありていなことを述べてみると、遊びの中で攻撃本能を十分発露してお
> くと、現実の社会(こども社会を含む)では「偏執的な」攻撃性が弱まる、かも
> しれない? もちろん、女の子は、昔もこんな「野蛮な遊び」はしません(動物
> 苛めはしたでしょうが)。


> 序でに、「子供の遊び」との関連をつけると、子供の遊びには「子守り訓練」
> (愛情育成)の要素があります。
>
> 年長グループの中に味噌っかすが入る場合、集団で子守りをしているようなもの
> です。お山の大将は年少グループにひとりの年長、やはり子守りですね。
> あと、例えば僕は(幼児期及び小学低学年時に)年少の女の子と一対一(日によ
> って相手が変わる)で遊びましたが、子守りにもなっていたようです(相手の女
> の子の親から感謝された)。これは遊びですから、親が兄や姉に弟や妹の子守り
> を「命ずる」のとは質が異なります。

後藤さん,MLの皆さん,こんにちわ,関東の豪雨で,楽しいキャンプでのえらい惨事
。昔,私も紀州熊野で同じ様な所にキャンプした経験があり,誰も責められません。
多分,毎年,穏やかな場所だったのでしょう。多分,報道で「中州」と言っていまし
たが,いつもは地続き,そこが本当に「中州」だと知った時は後の祭だったのでしょ
う。ああいう場所でやったキャンプは一生忘れられない位楽しいものですからね。

ところで,後藤さんのメールの「動物苛め」「子供の遊び」は私が思っていた通りの
物でした。今も時々,北野たけし(ビートたけし)さん等が,昔の「動物苛め」を例
に出して「子供は結構残酷」と言っておられますが。

今なら結構「大問題にも発展するかも」,私など,昔,路面電車(ちんちん電車)に
,釘を置いたり,結構大きめの石を置いたり,電車がやってくるのを,耳をくっつけ
て楽しんで,土手下の麦畑に身を潜めて,固唾を呑んで見ていました。後年,少年達
が,大阪の京阪電車に,大石が置かれ,大事故になったと記憶しています。

ただ,今とは全く「物の豊富さ」が違った時代で,まあ,道徳的に言えば,そういう
遊びで「限度を知る」事を覚えたとも言えますが。

私は良く有名人などが,テレビ等で「野原へ行って思いっきり自然の下で,思いっき
り遊んで欲しい」と言う様な事を聞くのですが,これを,今の子供達に言っても「無
理」ではと思うのです。自分達がやったのか,或いはやれなかったのか,判らないけ
ど,その昔の「幻想」を子供に要求しても,それで何の「結果」も求められないし,
よし,それを実行して「子供が時代とそぐわない反応」を起こしても,結局,「何の
責任」も取れないでしょうし,私は「善悪」は別にして「子供はその時代に沿った遊
びを彼等が見つける」と思っています。   喜多かつみ

kita katsumi kitapp@elf.coara.or.jp
「創造学級KITA ORIGINA」「誰も聞いた事のないコスモムジカ」
URL http://www3.coara.or.jp/~kitapp  
「創造空間」&「蔵書」&「奇蹟」&「古葉書」「切手」(7,DEC,1998更新)





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