[BlueSky: 4711] Re:4710 皆既日食


[From] "Y.kuzunuki" [Date] Thu, 05 Dec 2002 15:34:13 +0900

こんにちは、葛貫です。

山口さんwrote:
> 見えることから見えないことを見ることがサイエンスである、と
> 誰か言っていませんでしたっけ?

ノーベル物理学賞と化学賞のメダルの裏面には、自然の女神がかぶ
っているベールを科学の神がそっと持ち上げて自然の女神の素顔を
見ている姿が描かれている、という話を思い出しました。

力任せにベールを引っ剥がされた上、斬新な化粧や整形手術を施さ
れたら、自然の女神は科学の神に平手打ちをくらわせたくなって
しまうかも(^^;。

> 皆既日食の日はホヤのことを忘れていたので確かめなかった
> のでしたが、海で突然の暗黒におかれたホヤたちが勘違い
> して産卵を始めてしまわなかったかどうか、後の祭りですが、
> 見ておけばよかった、と悔やまれます。

産卵を始めたらと想像すると、生命は化学反応の連続なんだから
なと納得しつつも、ソワッと鳥肌が立ちます。

昨日、ネット中継でオーストラリアの皆既日食を子供達と見ました。
雲が多くどうなることかと思いましたが、皆既日食になる前後は、
太陽の前の雲が切れ、きれいなコロナが見え、思わず5人で歓声を
あげてしまいました。

月が地球と太陽の間を通過してゆき、地球の自転の伴って目の前
にある海に太陽が沈んで行くように見えたんだ、と頭でわかってい
ても、その場に身をおいたら、怖れ畏むようなprimitiveな感覚が
湧き上がってくるだろうなと思いました。

日本では2009年7月に奄美大島などで、2035年9月に本土で、皆既日
食が観られるそうです。

では。


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